前日10/28 NYからノルウエージャン･ジェム号に乗船し､
10/31 プエルトリコサンファンン
11/1　セント・マーチン島の蘭領のフィリップスバーグ(島は仏領と蘭領に分割)
11/2　米領ヴァージン諸島のセント･トマス島･シャーロットアンマリー
11/3　ドミニカ共和国　サマナにそれぞれ寄港し､11/6　NY港に帰港する､
10泊11日の東カリブ海クルーズですが、最初の最後の各2日間合計4日間は
アメリカ大陸東500ｋｍあたりの大西洋を終日航行する日となります｡

｢日常生活を離れて海を眺めながら設備の整った大型船でのんびり過ごす｣
というのがクルーズの旅の特徴でもありますね｡

ここで簡単に本船｢ノルウエージャン･ジェム号｣を説明しておきましょう｡

絵葉書面に白文字で船の概要を打ち込んでおきましたが､ 総トン数93.502トン､
全長294ｍ､乗客定員2.466名､乗組員1.010名の大型船でこの会社は他にも10隻
以上の船所有していて世界に展開しており最近では22万トンの超大型客船を
就航させているようです｡

クルーズ船には､クイン･エリザベス号のようなラグジュアリークラスと それに次ぐ
プレミアムクラスと今回我々の乗ったノルウエージャン･ジェム号のような大衆料金
のカジュアルクラス と､ほぼ三つに区分されており､必ずしも大きいから良いという
わけではなく船の設備内容､乗客一人あたりの船員数､食事その他サービスの内容
(=料金）で区分されているようですね｡

ノルウエージャン･ジェムは9万トン超でデッキ層も15あり､全長300ｍ近い15階建
てのビルが乗客･乗組員合せて約3.500名の人を載せて航行するわけですから
一つの街の移動体と同じですね｡

レストランだけでも船内に11あり主なものは食事無料(船賃に含まれる)で､フランス
料理､鉄板焼き､中華､寿司バー､ステーキ専門､イタリア料理などの比較的小さなレス
トランは 15-30ドルの追加カバーチャージを払って利用するようになっています｡

(ただしアルコール飲料は有料で､別途船内カードで支払い下船時精算)
勿論数百人収容の二層吹き抜けの劇場､各種ラウンジ､バー､カジノ､プール､ジャグ
ジー､フィットネスジム､運動コート､美容院､マッサージ､サウナ､ダンスホール､図書室
等々枚挙に暇ないほどでショウや音楽などの催し物は無料です｡

さて 29日は晴天の大西洋をゆっくり眺めて暮らしました｡

朝から船室のベランダでのんびり煙草を燻らせることができるのもありがたいことです｡

朝食は12階のガーデンカフェへ｡

ここは大きなバイキング形式レストランで各種料理､デザート､ケーキ､果物､
アイスクリームなど数百種類も並んでいて自由に取れ､また卵料理もオムレツ､
目玉焼き等具材･焼き加減を選んで目の前で作ってくれる台が4-6台あり､
乗船中朝と昼は此処をメインとして使うことにしました｡

ここは同じ階の船尾のグレートアウトドアオープンカフェのもつながっており､
どちらの料理も自由い持ち運んで海風を受けながらデッキの椅子で食事を
することができます｡

朝食後部屋のベランダで煙草を一服し､6階のカジノも覗いてみました｡

全世界共通にカジノ内は写真撮影禁止なのですが流石にクルーズ船ではあまり
やかましくは言わないようです｡

また午後から夜になるとカジノ内窓側部分には灰皿が並べられゲームをしながら
灰皿を手元においてプレイする外人のオジサン･オバサンも散見されました｡

博打才がなく､どちらかというとギャンブル嫌いの当方ですがこのカジノを通るたび
に座って一服するのが例になりました｡

船内を軽く一巡りと 14階デッキにも上ってみましたが､最近のクルーズ船の定番で　
ロッククライミング練習壁も設けてあり､ここから海原を見渡すのも爽快ですね｡

12階のオープンデッキ部分のプールにもいてみましたが好天気なので沢山の人
が戯れており､またプールサイドでは炒め物をして供していました｡
ちょっと旨そうなので小皿に少々いただきです｡

そのあと 12階のガーデンレストランビュフェに戻りスープ･果物･アイスクリーム
など・・・・・・｡　昼飯のハシゴです｡

この船には専属の写真部があり 4-5名のカメラマンが乗客の写真をバシャバシャ
撮って船内に展示し販売しており 19ドルとかなり高いのですが二枚で24ドルと
いうのでお付き合いで購入しました｡乗船時の写真に船の背景を合成したものですね｡

夕食は18:00から 7階のメインダイニング　グランドパシフィックで｡
数百人が同時にテーブルに付ける大きなレストランで､毎日恒例の定番メニュー
数種と､日替わりのメニュー数種から自由に組み合わせてオーダーでき勿論ウエ
イター､ウエイトレス､ソムリエがサービスしてくれる本格的な食堂です｡
(アルコール類以外は何を幾つ頼んでも無料)
今夜はドレス・コードセミフォーマルということで皆さん一応背広着用でした｡

夕食後21:00から船首部分6･7階吹き抜けの大劇場でショウを見物｡

かなり大きな劇場で 19時と21時2回同じものを上演しているようです｡
(今夜の演目は「ピュア･バライテイ」)

ショウの後もみなさん各種ラウンジやバーで音楽やダンスを楽しんだり､カジノで
腕試しをしたりお楽しみのようでした｡

部屋に帰るとベッドの上にタオル細工飾りの　｢犬｣が　・・・・｡

各船会社ごとにいろいろ工夫しているようで眺めて楽しいですね｡


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第三日目	2013年10月29日
	撮影・文彦由耕二