第13日目 2014.06.13


リスボン自由観光(サン・ペドロ展望台、カーシャリスの巨大
キリスト像、その他地下鉄、ケーブル・カーで市内あちこち→
リスボン3連泊


 6/13 宿泊しているホテルの窓から リスボン空港に向かって下降・着陸していく飛行機
がよく見えます。朝6時台は5分おき程度でしょうか・・・。



なお ホテル食堂に隣接してかなり広いテラス席があるのを発見したので、今朝から
そこで朝食を摂ることにし、食前食後のタバコも楽しめます。

テラス席の横の植え込みにある石に埋め込んだスピーカーから 静かな音楽が流れ、
ウエイトレスたちと交歓しながら、食事が一際美味しいですね。




自室に帰ると目の下の駅を出入りする列車も良く見えます。

(飛行機を眺めたり、列車を喜んだり、まるで子供ですね)



専用バスを使ってのツアーとしての公式リスボン観光は昨日でオシマイで 今日は
各自自由観光ということです。

ただポルトガル語が出来ず、公共交通機関の利用も気後れするので、結局添乗員
がプランを考えてあちこち廻ってくれ、ツアーメンバーのほとんどが それについて
歩くということになりました。

まず、ホテル最寄りの地下鉄駅Jardin Zooloqicoで 地下鉄、市電、ケーブルカー
など一日乗り放題の切符(邦貨換算1000円程度)を購入、地下鉄でRestauradores
駅へ。



少し問題は、ポルトガル語がわかる添乗員でも 自動券売機の作動が安定せず、
何回もミス表示が出て、ベルを押しても係員は出てこず。結局人数分買うのに20
かかりました。

しかも後でわかったのですが、券売機で発行される券がチャチなもので、汗などの
付いた手で触ると 磁気記録部分がすぐ駄目に。良くしたもので市電の運転手など
はミス表示が出てもOKということが多いのですが、地下鉄などは改札のバーが作動
しないので、やむなく有効な券を持つ連れと一緒に強行突破など・・・・。

後刻地下鉄の職員に券とレシートを一緒に示して再発行を求めても「駄目だ、
新しく買え」の一点張り。 
まあこういうことが専用の観光バスで廻っていてはわからないその国の実情把握
なのでしょうね。



地下鉄Restauradores駅を出て、ケーブルカーでサンペドロ・アルカンタラ展望台へ。


リスボンのケーブルカーや市街電車は 狭いところでは建物や通行人すれすれ
に走っており、まるで「江ノ電」のリスボン版のような気分もします。

また道端の止めてあるバイクのサイドミラーが 電車にぶつかりそうだと、電車の
乗客が降りて行ってバイクの位置を直したりしているのも目にしました。

電車を降りた乗客も線路敷を平気で歩きます

 


ラヴラ線のケーブルカーの上の終点がサンペドロ・アルカンタラ展望台、ここの
景色は 長州力が「消臭力」のコマーシャルを演じるのにバックで使ったところ
だそうです。



展望台から近いところにある サン・ロケ教会にも行ってみました。

ここにも、1584年の天正少年使節団が一ケ月ほど滞在した、イエスズ会の教会です。


この教会は多くの祭壇や礼拝堂があって、瑠璃や瑪瑙モザイク等で飾られ、リスボン
でも有数の美しい教会です。

サン・ロケ教会から少し歩き、カルモ教会の裏手から連絡橋を通ってサンタ・ジェスタ
のエレベータ―上部へ。(頭頂部は展望台になっています。)
ここは丘の多いリスボンの上下を結ぶ交通機関の一つで
20世紀初頭、エッフェルの
弟子の建築家が作ったもの。

高さ45mの塔の中を鎖扉のクラッシックなエレベーターが上下します。

百年経っているのにまだ現役で稼働中なのは大したものです。

エレベーター内部はかなり広いのですが、流石寄る年波で 安全性確保のため登り
14
名下り10名に乗員制限しており、観光シーズンには長蛇の列が・・。
我々はこれで下に降り 降りたところで振り返ってエレベータ塔の全景を写真に。


ほんの少し歩いて マルテインモニス広場の市電28番線の乗り場へ。

この市電28番線というのは坂の起伏のあるリスボンの景色の良い場所を一巡り
する路線で観光客に一番人気の路線です。

乗車すべく列に並びましたが 電車はほとんど来ずに 列が伸びるばかり。



炎天下(旅行前半は22-27℃と快適だったのですが、リスボンに入ってから32-37
の異常高温)50分近く順番待ちするも乗れる気配がないので急遽方針変更。
地下鉄でカイゾドル広場へ出て、そこからフェリーでテージョ河を渡り クリスト・レイの
ある対岸のカシャーリスへ。


ここで シーフードの昼食にしました。

なかなか流行っている店で メニューも多彩でしたが、我々夫妻は蟹・カニみそ・蝦・
海老・ムール貝 生ガキなど色々の盛り合わせ大皿を注文。味も結構でした。



昼食後、路線バスでクリスト・レイ(巨大キリスト像)の立つ丘の上へ。

このクリスト・レイは ブラジル リオ・デジャネイロのキリスト像(当方は200510
に観光)を模して1959年に建てられたもので、高さは110m。

なるほど巨大なものです。台座の上にはエレベーターで昇れるようになっており、
台座上から仰ぎ見る写真も撮影してきました。



台座のうえからテージョ河、425日橋、対岸のリスボン中心街が一望のもとに
見渡せ、壮観です。



クリスト・レイからバスで下のカシャーリスへ、さらにフェリーでカイゾドル広場へ戻り、
28番線とは別の市電でリスボン回遊。

最後はホテル近くのデパート地下食品売り場見学。

特に鮮魚売り場を見て廻りましたが、種類は豊富!、鮮度も抜群!でした



また地下鉄に乗って 18:45ホテル帰着。

この日の夕食は旅行代金外で 各自自由でしたが、多くのメンバーがデパ地下で
買った
物などで ホテル居室で自由にしていたようです。

当方も先ほどの買い物での惣菜、イベリコ豚生ハムスライスなどに、日本から持参
のレトルト五目飯、佃煮・漬物各種をビールと ともに自室で楽しみました。

今日は公共交通機関を使ってのリスボン観光でしたが、おかげで地下鉄、市電、
ケーブルカー、エレベータ―、フェリー、路線バスなど多彩な乗り物を経験でき、
内容も豊富でした。

今夜でリスボン3連泊。

(明日は帰国中継地パリへの飛行機出発時刻の夕方近くまで自由な時間がある
のですが、ホテルのチェックアウトが昼12時であるため、朝スーツケースをホテル
に預けて観光に出かけることとなり、今夜のうちに荷物整理を行いました。)


 ポルトガルのページへ