第十二日目	2012年7月2日

エギュー･デ･ミデイ展望台へ
(吹雪のため眺望絶無ーモンブラン観賞不能)｡
シャモニーに降りて市内散策｡

この日は昨夜に続き小雨模様｡

朝起きて ベランダから空を眺めていると 時には空に青味が出て
｢ひょっとしたら・・？？｣と希望も抱かせてくれますが・・・・・｡



モンブラン眺望のためのエギュー･デ･ミデイ展望台へのロープウエイは昨日は
完全運休だったそうですが今朝8:00の始発の予約を取っているので､ホテル
から歩いてロープウエイのシャモニーモンブラン駅に向かいます｡

ところが駅の運行表示板には「検討中」の文字が出ていて｢今 頂上駅の除雪
作業中のため 運行の可否は8:30に決定するとのこと｡

8:30 やっとロープウエイが動くことになり 我々も第一陣で満員状態で
乗り込み｡

このロープウエイは二段式になっていて第1ロープウエイは標高1030ｍ
のシャモニーモンブラン駅から､標高2308mの中継駅のプラン･ド･レギー
まで8分で､そこから乗り換えてさらに標高3777mの山頂駅まで10分で､
乗り継ぎ時間を入れても20分ほどで標高差2700m余を一気に登るのです
から前夜睡眠不足だったり体調不良の方は 高山病になりやすいといわれ
ています｡



中継駅のテラスで写真を撮りましたが 景色がおぼろげでも見えるのは
此処まで・・・｡

山頂駅に着き外を見ると もう吹雪の冬山の世界！景色を見るどころでは
ありませんでした｡



鉄橋を渡ってエレベータで60mほど昇り エギュー･デ･ミデイ展望台の
頂上テラス(3842ｍ)に行ってみましたが 周りは真っ白の吹雪です｡


みな早々に展望台からエレベーターで降り､また渡り鉄橋を通って
テラス･シャモニーというカフェ･テラスのある建物の方にも戻って
きました｡

鉄橋から通路穴に戻ったあたりでは 本格的な装備をした山男たちが
支度をしていました｡

モンブラン登山を目指してヴァロ小屋の方まで行くのでしょうか？｡
この天候では無理のようにも思えますが・・｡

なにはともあれ我々はカフェテリア テラスシャモニーに入りこみました｡

流石に4000m近く からっ風と雪があると寒いですね｡

前回21年前にユングフラウ･ヨッホでかなり寒い思いをしたので 今回は
ちゃんとダウン･ジャケットやゴアテックスのウインドブレーカーなど
耐寒衣料をそろえてきたものの 今回のスイス旅行は最初から暑い日が
続き ついに今までダウンの出番がなかったのですが､やっと今日は役に
立った感じです｡

今朝 シャモニーの出前屋で作ってもらった｢おにぎり3個600円｣を食べ
魔法瓶のお湯で味噌汁を作ってほっと一息です｡



写真を撮ろうにも霧と雪で 目の下の渡り鉄橋や､目の上の方のエギュー･
デ･ミデイ展望台自体が見えないことが常態で 煙草を吸うために時折
カフェテリアの屋上テラスに上ってやっと収めたのが下の写真です｡



このような状況では エギュー･デ･ミデイ展望台周辺がどんな様子なの
か全然理解できないと思いますので 現地パンフレットからの写真と図
を添付しておきましょう｡

またこれも現地パンフレット類から モンブラン周辺の写真と山容図を
此処で添付しておきましょう｡

天気が良い時の様子を御想像ください｡


だいぶゆっくりしましたが この状況では天候好転の可能性はあるまいと
11：30過ぎ 山頂駅発ロープウエイで下界に降りてきました｡

午後は各自自由行動で 我々二人はホテルで一休みしたのち シャモニー
の街を散歩しました｡


流石シャモニー､登山家の銅像も多いし､山岳ガイド協会の建物も立派
ですね｡

町中を流れる川も 増水していました｡



途中観光用のミニ機関車型トロリーバスを見つけ これに乗って40分
ほど街を廻りましたが遊園地気分で､童心に帰って面白かったですね｡


今日は 当方にしては珍しく天候に恵まれませんでしたが､おかげで
ゆったりした時間が過ごせました｡

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