第五日目	2012年6月25日

サンモリッツからベルニナ線でイタリアのべラーノへ｡
コモ湖周辺を通って 国境沿いのスイスのリゾート地
ルガノ泊｡

この日はスイスアルプスを南北に縦断するベルニナ線を走破する日です｡

歯車を使ったラック･ピニオン式ではない通常のレール走行の路線としては､
ベルニナ鉄道がアルプス最高地点を走る鉄道として有名です｡
(標高差1824ｍ)、(1910年全線開通)

まず路線図を添付しておきましょう



9:30 サンモリッツ駅からベルニナ鉄道に乗車です｡


９:４５ サンモリッツ駅発車､しばらくして最大の氷河モルテラチュを車窓から望見｡
昨日上ったデアヴォレッツア展望台への下車駅だったベルニナ･デアヴォレッツア
駅も通過して､列車はさらに先へ進みます｡

このあたりが アドリア海と黒海の分水嶺となります｡

列車はここから下りとなり､山間の線路を走り やがてポスキャーヴォの谷間と湖に
つきます｡

ポスキャーヴォの町は 三つの塔がある素朴な村里で 静かな雰囲気ですね｡

ポスキャーヴォの谷間と湖全体の佇まいも とても素敵でした｡


ブルジオ付近で 有名なループ線路があります｡

列車が線路をぐるぐる廻りながら高度差を調節していくもので みな撮影に
一生懸命でした｡　(2枚ほど添付してみます)


ここをすぎるとスイス領最後の駅カンポコロニーで､次の終着駅テイラノはイタリア領｡



無事にベルニナ特急の旅を終えました｡

駅前のレストランで昼食､サンモリッツから我々のスーツケースを載せて回送して
きたバスと合流し､13:50 テイラノを出発､イタリア コモ湖の周辺をドライブしながら
今夜の宿泊地スイス領ルガノへ向かいます｡

コモ湖はイタリア北部のリゾート地で 湖畔には王侯貴族の別荘が並んでいること
で有名で､当方も三十数年まえ アメリカの企業との特許訴訟でミラノ地裁に幾度
となく出張した際､一度だけ日曜日を利用してコモ湖へ遊びに行ったことがあり､
今回はコモ湖の端のほうでしたが懐かしく景色を眺めました｡

ただ30年前のことなので 湖畔の建物や周囲の高速道路トンネルなど､だいぶ
様子が変わっていましたね｡



17:00 国境の町キアッソを通過､再びスイス領内に入り 17:15ルガノ到着｡
ここもルガーノ湖に面したリゾート地として有名です｡街の人口は5万7千人､
金持ちが多く住んでいる所で 100以上の銀行がある由｡


湖畔のリフォルマ広場と聖アントニオ教会周辺を散策後今夜のホテル ドウ･ラ･ぺ
へ｡

ホテルでの夕食後 ホテル近くからケーブルカーで街の南にあるかなり高い丘
(丘の上に聖マリア･デリ･アンジョリー教会)の見晴らし台へ夕景･夜景の見物に
出かけましたが ここがなかなかの絶景でした｡



我々二人だけ暗くなるまでねばって 22:30のケーブルカーで下山してきましたが､
思わぬ拾いものをした気分でした｡(写真を2枚添付しておきます)

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