ハンガリー首都ブダペスト市内観光
今日は一日ハンガリーの首都ブダペストの市内観光です。
ホテルを9:00バス出発､まずくさり橋をわたってペスト地区へ､
市民公園を眺めながら 英雄広場へ｡
此処はハンガリー建国1000年記念事業として1896年に造られたもので
中央の大円柱の上には イシュトヴァ―ンにハンガリー王冠を与えるように
ローマ法王に告げたとされる大天使ガブリエルの像を頂き､柱の下部には
ハンガリー人の祖先とされるマジャール人の族長アルパートと6人の部下
の像が立っています｡
此の広場は 外国の首相など賓客が訪れた時に献花する公式の場となっており､
我々が行った時にも 赤絨毯を敷いて 警護の警察官が沢山いました｡
市民公園を眺めながら ペスト地区の目抜き通りアンドラーシ通りを走りましたが
市民公園の中にある温泉会館はさながら宮殿ですね｡
此の通りの中ほど国立オペラ劇場前で一旦写真STOPし その前の地下鉄駅も
覗いてみました｡
このアンドラーシ通りは アンドラーシ伯爵がパリのシャンゼリゼ通りに匹敵するもの
をと 自分の広大な土地を 各国大使館などに無償で提供し整備したもので堂々
たる大通りです｡
国立オペラ劇場はこの通りの目玉で 1884年に完成し 後にグスタフ・マーラーが
音楽監督を務めていたことでも有名ですね｡
此の劇場 時間が無くて内部の見学はできませんでしたが､外から想像するよりも
ずっと大きく 舞台奥行きは43ｍもあり 3tの大シャンデリアや大きな天井画など
壮大なものだそうです｡
次いでバスはくさり橋を渡り ブダ地区王宮の丘へ｡
王宮の丘は 高さ60ｍ､長さは南北に1.5ｋｍで平坦であり､そこに王宮や
マーチャース教会､漁夫の砦などが並んでいる｡
王宮は最初13世紀に造られ 波乱万丈のハンガリーの歴史の中心であったが､
数世紀の間に戦争や大火災で改築を繰り返し､第一次･第二次世界大戦でも
大打撃をうけ､現在の建物は 1950年代に修復されたもので新しい｡
(現在 図書館・国立美術館・ブダペスト歴史博物館などに使用されている)
王宮の丘のドナウ川を見下ろす崖の上には5つの丸塔とメインの尖塔が回廊
で結ばれた｢漁夫の砦｣と呼ばれる場所があります｡
これは昔 外敵が襲ってきたときにドナウ川の漁師組合が防衛を担当していたところ
からの呼び名だそうですが 此処からのドナウ川の眺望は素晴らしいですね｡
この教会の原型は 1269年ベーラ四世によりゴシック様式で建てられたもの
ですが1470年マーチャーシュ王の命令で88ｍの尖塔が追加されたことに
より此の名となったもの｡
歴代王の戴冠式も此処で行われ戴冠教会とも呼ばれていますが､正式名は
聖処女マリア教会だそうです｡
1541年オスマン朝にブダが占領されると真っ先にモスクに改造され 中東色
の強い文様などが付けられました｡
1686年オスマン朝撤退後 直ちにカトリックの教会に戻り修復されたましたが
現在でも壁紙や柱の文様などにイスラムの影響が残っています｡
11:50から街の中のレストランで昼食後ホテルに戻り､後は各自夕食を含めて
フリーに｡
当方は例によって添乗員･有志と行動を共にすることとし 14:10ホテルを出て
地下鉄を乗り継いでペスト側の自由橋袂の中央市場へ｡
此処はブダペスト最大二階建ての広大な市場で､各種パプリカからソーセージ
肉類､ワイン･フォアグラなどハンガリー名産品､お惣菜､お土産から軽食堂まで
そろっていて賑やかなものです｡
次にヴァ-ツイ通りを散歩してジェルボーカフェにて休憩､お茶｡
此のカフェには ハンガリ―贔屓だったハプスブルグ家皇妃エリザベータ
(シシイ)(1837-1898)もよく立寄った店だそうです｡
一休みしたところでドナウ川沿いにずっと歩き くさり橋まで散歩｡
ドナウ川の大型クルーズ船も停泊していました｡
その後 エルジェーベルト広場の聖イシュトバーン教会へ｡
此処はブダペスト最大の教会で1851年から半世紀かけて建設され1905年に
完成したもので 2本の塔と､高さ96ｍ直径22ｍのドームが特徴で 約8000人
収容できるそうです｡
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丁度17:15からミサが始まっていました｡
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地下鉄を乗り継いで17:50ホテルに帰着｡
夕食は有志でホテル近くのレストランへ｡
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歌手も入って ちょっと洒落た店だったのですが 時間がかかり､かつ支払いの段に
なって各人が｢現地通貨フォリントだ､ユーロだ､両方混ぜて払いたい｣などというと
ウエイターが混乱し､支払完了までに更に時間がかかったのには参りました｡何は
ともあれこれでブダペストの観光は無事終了で 連泊のメルキュール･ブダホテルを
明朝出発 次はル-マニアへ向かうことになります｡
