第十七日目	２月28日

パナマ・ビエホ遺跡観光後　米ヒューストンへ。

今日は午前中　中米最後の観光。

朝食後9：30ホテル発にてパナマシテイの6ｋｍ東にある「パナマ・ビエホ遺跡」へ。

ここは1519年スペインが太平洋岸に最初に築いた植民都市の廃墟です。

インカ帝国の黄金など太平洋岸で現地民から収奪された富は　此処から
地峡を通り　大西洋岸のポルトベーロから船でスペインに運ばれたので、
その中継根拠地でもあったこのパナマ･ビエホは隆盛を極めたといわれます。

ただ建設から約一世紀半後､1671年にイギリスの海賊ヘンリー･モーガン
の侵攻を受けて炎上､灰埃に帰し､この地での再建をあきらめたスペインは
此処から石材その他の建築資材を回収して現在のパナマシテイ旧市街
歴史地区(カスコ・ビエホ)を作ったものです。

我々はまずパナマ･ピエホ歴史博物館に入り､此処の歴史を示す展示物を
見物しました。

その後パナマ・ピエホの遺構をあちこち散策。

遺構の中では 1610年に建設された聖母マリア大聖堂の鐘楼が一番
キチンと保存されており　威容を示していました。

この鐘楼は高さ24ｍあり 内部の階段を使って鐘楼室まで登りましたが、
海岸線からパナマ･シテイ新市街の高層ビル群まで見渡せて 眺望も
なかなかのものでした。

御婦人方は 遺跡の脇にある原住民の民芸品を売るアーケードで 最後のお買い物。

これにて中米7ケ国の観光旅程は終了し12：00パナマ・シテイトクメン空港へ。
国際空港なので カウンター前は長蛇の列で チェックイン完了までかなり時間
がかかりました。

15：05 コンチネンタル航空876便にてパナマ・シテイ出発。

飛行機は ユカタン半島､メキシコ湾の上空をアメリカ･テキサス州ヒューストン
へ向かいます。　

18：20（時差＝+1時間）　アメリカ　ヒューストン空港到着。

我々のツアーメンバーの一人が アメリカ入国審査で執拗な質問攻め
に遭い､かなりの時間をとられたため､荷物を受け取って､往路と同じ
ホテル ホリデイ･インに到着したのは20：05となりました。

この夜はツアー料金に夕食代が含まれていないので 各自適宜夕食。

我々は ホリデイ･インのレストランで往路と同様 赤ワインを飲みながら
ステーキ･デイナーを楽しみました｡(ここのステーキは結構美味しいですね)。



このホテルは全館禁煙なので またいちいちホテル入口外に出て煙草を吸わ
なければならないのに参りましたが ともかく此処で一泊後 明日は成田へ向
かって出発です。
(次回はヒューストンから成田までですので､第十八日･十九日と｢旅の雑感｣
を合わせて最終回とする予定です)

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