エジプト写真紀行 12（現地１１日目）
ルクソールから シナイ半島シェルム・エル・シェイクへ
現地１１日目の2月14日は 三泊のナイル川クルーズを終え、早朝6.15下船、
ルクソール空港からシナイ半島東岸南端のシェルム・エル・シェイクへ飛行機で8.40到着。
シナイ半島は 第二次中東戦争でイスラエルに占領され、最終的に1982年エジプトに返還された土地ですが スエズ湾とアカバ湾（紅海）にはさまれ、アカバ湾の対岸東にはサウジアラビア、その北はヨルダン、アカバ湾の付け根でイスラエルと接し、さらにその北にはパレスチナ自治区と、なかなか現代史ではキナ臭いところですね。
シェルム・エル・シェイクはシナイ半島東岸南端で、紅海に面し、イスラエル占領時代に造られた拠点のひとつですが、風光明媚で ダイビングにも適した土地のため、ここ数年エジプト政府が高級リゾート地として開発に力を入れているところで、砂漠の中の海岸縁に 真新しい高級ホテルが軒を並べ
更に 建設中のものも数知れず。それぞれ プライベートビーチと 快適な設備を誇っています。（ただ物価はエジプト一高いようです）。
我々はシェルム・エル・シェイク空港到着後 ホテル地区を素通りして半島突端のラス・モハメッド国立公園（美しい海岸線と珊瑚礁で480K平方メートルが自然保護区となっている）を見学。
ただ いつも3-5月に来る砂嵐が吹き 体が飛ばされそうな上に 道路が見えなくなることもあり、中東戦争で話題になる砂嵐の様子の「匂いを嗅ぐ」こともできました。
街のレストランでボラやイカのフライで昼食後 14時 宿泊先のコンラッドホテルへ入り、これから2泊3日 ここでノンビリすることになります。
此処は コンラッドという名のとおり ヒルトン系の高級ホテルで 他のホテルもそうですが、滞在客の90％が欧州からの客、多い順にイタリア・ロシア・イギリスで、日本人の姿は殆ど見かけません。