2018年5月28日 ギリシャ周遊とエーゲ海
クルーズ 第15日目
ドバイ経由成田帰国
（－－旅の雑感－－）
ドバイを28日02：40（現地時間）発 エミレーツ航空EK318便。
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途中 機内食２回食べて、成田空港28日17:19(日本時間）にて 無事帰国しました。
飛行時間10時間(時差+5時間）
今回がギリシャ写真紀行の最終回なので、例によって 旅行中出会った人々の写真を交え
ながら----旅の雑感----を記して、結びとします。
---旅の雑感---
1.いままでは 当方の海外旅行は15日間が基準でしたが、年のせいか少し長め
にも感じるようになりました。
しかしギリシャ本土はあちこち廻れたので 十分楽しめましたね。
やはり一ヶ国を見て回るには ある程度の日数が必要なようです。
当方はバスの車窓から土地の色々な景色を眺めるのも好きなので 国内を飛行
機移動せずに半部以上バス移動したのも良かった気がします。（座席で転寝を
しつつ パット目が覚めた時に 道路脇に人の姿や 景色 空の雲などが見える
当方はバスの車窓から土地の色々な景色を眺めるのも好きなので 国内を飛行
機移動せずに半部以上バス移動したのも良かった気がします。（座席で転寝を
しつつ パット目が覚めた時に 道路脇に人の姿や 景色 空の雲などが見える
のも悪くありません）
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2.普段から明るいギリシャですが、時は5月、空はあくまで晴れ(天気の神様は
引き続き今回も当方に特別の恩寵をくだされました）。
暑さも頃合いで、十分旅行を楽しめましたね。
時季が良いので 一般観光客だけでなく学生・生徒の遺跡・博物館見学にも多
く巡り会え、子供を連れた家族連れも結構多くて、この最終回用の人物写真も
あれこれ撮れました。
（写真撮影の許可を求めても 笑顔で応じてくれる人が多く イスラム諸国ほど 難しいことはありませんでした。）] |
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3.ギリシャ経済にとって 観光収入のウエイトは大きく 諸施設や飲食店などの
応対も愛想がよく、不快な印象を受けることはありませんでしたね。
ただどの国でもそうですが、空港や船などのセキュリテイ要員は 職務上からか
教条主義的かつ高圧的で、もうすこし何とかならないものかと想うこと屡でした。
（安全確保上やむを得ないとはいえ 柔らかい言い方で笑顔を見せても損には
なるまいに）
4.しかし ギリシャの遺跡には圧倒されますね。
全世界遺産の世界遺産の数は、文化遺産、自然遺産、複合遺産合わせて
1073件(2017年現在）
そのうち一番多い国がイタリアで53件、2位は中国で52件、ギリシャは15件で
第15位、（日本は21件で第12位）、やはりギリシャ、ロ-マ、中国、エジプトなど
は3500年から4000年の歴史の重みが違い、そこに佇んでいても長い歴史を
思うと迫力を感じます。
当方は 個々の遺跡や展示物をさほど詳しく見るわけではなく、茫洋とした思い
を抱きながら かなり端折って廻るのですが、それでもなにか迫ってくるものを感
じますね。 まさに世界史の大絵巻です。
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5.当方は世界遺産という呼称そのものにはさほどこだわらず 本文でもいちいち
断らない主義です。
それにしても世界遺産の数が1000件を超えているのは増えすぎたと思うのです
が、いかがでしょうか？。
国の政策や 観光誘致やらなにやら俗な思惑が走りすぎており 又、国によって
重みのバランスが崩れているような気がします。
(日本の21件というのも世界的に見れば既に多過ぎのように思えます。）
われわれの子供のころは「世界の七不思議」に挙げられていたのは エジプトの
ピラミッド、中国の万里の長城など万人に認められていたのは7つのみでした。
まあせめて最大でも500件以内。 奇特な人が年に15件宛て廻って35年ぐらい
が適当なのか？とも思います。
旅行していると世界遺産ハンタ－とでもいう人々がいて 何箇所廻ったと自慢し
ている方もおられますが、多いがゆえに貴からず、日本の相撲の4横綱4大関制
のようなもので 多くなれば がっかりするようなことも増えますね。｛閑話休題｝。
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6.しかし小さい頃から親と一緒に遺跡を廻るのも良いことですね。
親との楽しい思い出だけでなく 自分の国に対する愛着も自然と醸成され
ことでしょう。
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7.クル-ズの方は 4日間で6島廻るのは やや忙しすぎる感じでした。
本船を乗ったり降りたり 忙しない感じで「クルーズのゆったり感がない」との感想
を漏らす人も多かったですね。
（夕方島に上陸して バスで島内1か所を往復し、夜遅く船に戻って夕食は21時
から・・・・など）
ただ、せっかちな日本人のことですから2日も3日も海だけ眺めてということになる
とまた別の不満を漏らす人も出るのかも・・。
やはりエ-ゲ海の島々は綺麗なので、クル-ズ船ではなく 島を結ぶ連絡船を利
用し 島内にも1-2泊して島の雰囲気や朝夕の景色ものんびり楽しむというのが
王道なのかもしれません。
もっとも忙しなかったとはいうものの 時間帯から夕景だけはどうやら楽しめましたが。
個人旅行でクル-ズ4日間だけ一緒になった日本人夫妻がおられ、サントリ-ニ島
で降りて島のホテルに2泊、前後は全て個人手配で1カ月半かけてギリシャを廻
ると言っていましたが これなぞまさに旅のベテランでしょう。
(ちなみにこの旦那は喉頭癌の手術後にもかかわらず愛煙家で 船の8階デッキ
喫煙席でよく一緒になり意気投合しました）
8.クル-ズ船は今回3万トン級で施設もまあ標準クラスでしたが 好みにもよります
がまあこの辺が好いところでしょう。
10万トン級などの大きな船になると乗客数5000人を越し、まるで都市が動くよう。
当然乗船・下船時の混雑も大変なものです。
勿論お金のある向きは 飛鳥などの豪華船でロイヤルスイート船室にでも入り
世界一周2千万円近くかければまったく別の楽しみとなりましょうが・・。
今回の船は音楽演奏会は別として 夜のショウなども1回しかありませんでしたが、
間にその練習風景など眺めているのも面白かったですね。
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9.ギリシャ美人も 目を見張るようなという人
にはなかなか遭いませんでしたが、
まあそこそこ綺麗でしたね。
それなりに一生懸命働いていましたし・・。
10. クル-ズ船というのは人件費が掛かるので、船員はフィリピン人・中国人な
どが多く、6-7か月ごとの交代期には勤務評定や乗客のアンケ－ト内容によって
は 雇用継続中止もあるなど結構競争が厳しいようですね。
そのため接客態度も重要で 食堂・部屋係などサ-ビス担当は愛想も良く、特に
後半は自分の名前を売り込んでアンケ-トに良く書いてももらおうと必死です。
（特にカリブ海クル-ズなどで感じました）。
食費込みで船賃が割安なので、シーズン中は船の稼働率を高めるため 帰港
時には船客は即下船、下船寸前から客室掃除・次の食材積み込み、昼には次
の船客乗船 直ちに出航と なかなかサ-ビス業も大変です。
食費込みで船賃が割安なので、シーズン中は船の稼働率を高めるため 帰港
時には船客は即下船、下船寸前から客室掃除・次の食材積み込み、昼には次
の船客乗船 直ちに出航と なかなかサ-ビス業も大変です。
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11.本文にも書きましたが ギリシャの観光業も客が戻りつつあるとはいえ経済
復興の脚は鈍く 失業率も大きいようです。
リシャ人の結婚話でも おめでとうのすぐ後に 配偶者は定職をお持ちですか？
の質問がかならず伴うようです。
アテネでも表通りは別として 裏通りの小規模企業はシャッターを閉じているとこ
ろが多くみられました。
また親が家を買って子供に受け継がせる傾向が多いのですが、経済不況以来
不動産税の高騰もひどく、家の承継も難儀なようです。
政府のＧＤＰ偽装や 公務員などの過度の優遇、コネの横行などのツケの悪い
遺産の解消はなかなか難しいようですね。
それでも良いことか悪いことか知りませんが ギリシャ人は一般に明るく、将来の
ことをあまり悩まないようです。
尤も他の国のことばかり言えませんので 我が日本も世界に名だたる国家債務
超過国ですし、中央官庁の記録改ざん、官僚の堕落、権力者のお友達優遇な
どなど、更に赤字の垂れ流しで将来世代の負担の増加などなど・・・・。
行く末は考えれば考えるほど慄然たるものがありますね。
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12.ギリシャ料理は野菜が旨く 塩味もそこそこあって まあまあでした。
ただ特筆すべき旨い料理と挙げるべきものもなかった気がします。
(当方は日本食党なので・・・）
オリ－ブオイルとオリ－ブの実の漬物は 実にいろいろあって 有名産地のもの
は 味が濃く、芳醇でした。ワインともよく合います。
ワイン特に白ワインもなかなかでした。
船では飲み物もただなので コ-ヒ-のエスプレッソだけは通常の3杯分ぐらいを
大きなカップについでもらい、煙草を吸いながら満喫しました。
喫煙については本文中でも触れましたが 最初の2泊は部屋のベランダでも喫
煙禁止でしたが 他はすべて部屋のベランダでは喫煙ＯＫのホテルであり だい
ぶ助かりました。
クル-ズ船でも 船室内は喫煙禁止でしたが 8階デッキは半舷分の広い喫煙
スペースがあり カフェテリアから料理も持ち込め、昨今の旅行事情からすれば
だいぶ良いほうでしたね。
13.それよりも当方の老化度が進んでいるのには我ながらビックリです。
先ず 家を出るとき（出発空港が羽田、帰国空港が成田なのでマイカ－が使えず）
上野毛駅で外貨とカ-ドを入れた財布を忘れてきたのに気付いて家に戻り、次に
ドバイからアテネへの乗継航空券をドバイで紛失（簡単に再発行してもらえた）、
更にドバイ空港の喫煙室に充電器などを入れたリュックサックを忘れかかり、・・・。
どうも自己管理能力喪失気味です。
旅行中も 歩行能力減退で一行から遅れて迷子になりかかることも・・・。
海外旅行どころか 生活能力もおぼつかなく いつまで生き続けられることやら・・・。
何はともあれ 今回もどうやら無事帰宅できました。
以前にもまして この写真紀行の作成にも手間取るようになりましたが お粗末な
老耄老人に今回もお付き合いいただきまして有難うございました。
－－－－(完）－－－
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