2018年5月15日  ギリシャ周遊とエーゲ海
クルーズ 第2日目

デルフィ遺跡見学 オシオス・ルカス 修道院見学 

その後約400km走って テッサロキニへ移動
                  
                   
(テッサロキニ泊)
 

 デルフィのホテルの朝も爽やかでした。朝の空も綺麗でしたし 野鳥が飛び交って
なかなか趣も十分でした。
 


デルフィは古代ギリシャからの 山麓に包まれた聖地であり アポロンの神託が
下される場所として有名で
紀元前650年にはアポロン神殿が築かれ ギリシャ各
地から神託を求めて多くの人が訪れた場所です。
 
またこの地は全能の神ゼウスが 使いの鷹二羽を左右正反対に飛ばしたところ、
この地の岩の上で二羽が出会った事から、此処こそ世界の中心であると天から
印の石を投げたとされています。

 

古い神託としては テ−バイの王子オデイプスが 「その父を殺し その母と結婚
する」というものが有名で、
 そのため父に捨てられたが 成人してこの辺りでたま
たま出会った老人と口論して殺し この老人こそがオデイプスの実父ライオスで
あった。その後オデイプスはスフィンクスの謎で苦しめられていたテ-バイでその
謎を解き テ−バイを救ってテ-バイ王に迎えられ、先のテ−バイ王妃イオカステ
(オデイプスの実母)と結婚して子を作ったが のちに真相を知ったイオカステは
自殺し、オデイプスは自ら目を抉って盲目となったというものですね。
 
ギリシャ神話とうのは なかなか怖いところも多く 全能の神ゼウスの妃(嫉妬深い
ので有名)も実の姉ですね。

 

それはともかく このデルフイの神託は当たるので有名で ギリシャの国々から 
戦争・結婚・家庭問題等々捧げものを持って神託を受けにくる人々が多く また
当たればお礼に金銀財宝を納めるので このデルフィの聖域には宝物倉も多く
大変豊かであったようです。
 
さて我々は朝一番にデルフィの博物館で発掘された遺品の展示を見学しました。


博物館を出て アポロン神殿を中心としたデルフィ遺跡群を見て回りました。 


デルフィ遺跡には円形神殿(トロス)、野外劇場や宝物庫もありますがこれらもす
べて長い歴史の中の大地震や戦乱の中で埋もれていて
 19世紀末フランスの
考古学者によって発見一部復旧されたものです。

 

それにしても 2千数百年前の雰囲気を感じるというのは凄いことですね。
 

デルフィ遺跡を出てオシオス・ルカス修道院へ向かいますが 途中アラホバの
景勝地で写真stop。
 



11時過ぎからオシオス・ルカス修道院

ここは10世紀後半聖人ルカスによって開かれた修道院で 中期ビザンチン建築
の傑作と呼ばれ、11世紀に描かれた貴重なモザイク画が良く残されています。
(この修道院で自家製の蜂蜜小瓶を買いました)
 

この後は昼食を取った後 テッサロニキまで約400km 数回のトイレSTOPをいれ
つつ ひた走りです。
 

 バス移動中の車窓からの雲の写真を一枚だけ加えておきましょう。

 

 18:50テッサロキニのグランドホテルに到着。テッサロキニはアテネに次ぐギリシャ
第二の都市(人口百万人)ですね。

 

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