第二日目 2011年7月13日

　　グリーンランド　アンマサリクへ

朝アイスランドレイキャビックからグリーンランドクルクスへ移動｡
（アイスランドの観光は後回しにしてまずはグリーンランドの観光です)
(アンマサリクで二泊）。　

　　　　　　 グリーンランドの概要

地域特性
と政体デンマーク領グリーンランド自治領。
長い間デンマークの植民地であったが､1979年高度な
自治権を取得し､一院制の議会と自治政府があり､警察･司法･沿岸警備の権限を有する｡大部分が北極圏に属し､全島の80％は氷床と万年雪に覆われる。
巨大なフィヨルドが多く　また氷の厚さは3000ｍ以上に及ぶところもある中央部は厚い氷の重みで海面より300ｍ低くなっている。（グリーンランドの氷がすべて溶けると世界の海面は現在よ7.2ｍ上昇）。人間の居住区は沿岸部に限られる。

面積 216万ｋ㎡(大地の80％以上)が一年中氷床に覆われ氷床の端の部分の年輪を測るてみても10万年､最下層部分では25万年と言われている｡
(地球物理学者にとっては地球の過去の気候変動のデータ採るのに絶好の題材。
グリンランドは北半球で最も多くの氷を海に流出させる氷河の所在地であり世界遺産指定されている）なおメルカトル図法の地図では極地に近付くにつれて東西が実際が実際よりかなり広く表示されるためグリンランドは地図上ではオーストラリアより巨大な島に見えるが、オーストラリアの面積は768万ｋ㎡であり　グリーンランドは豪州の1/3以下の広さである。(第1日目掲載のメルカトル法世界地図参照)
ただ海岸線の長さは39330ｋｍでほぼ赤道の長さに匹敵し大きな島であることには違いない。(日本の6倍)

人　口 56385人　(2009年)

人口構成 イヌイット85-90％､その他イヌイットと北欧系との混血、デンマーク人等｡住民はＥＵに加盟しているデンマーク本国の国籍も有するため､ＥUの市民権も有するがグリーンランド自体はEUの選挙区外となっているので､EUの選挙権･被選挙権は持たない。

通　貨 デンマーク･クローネ

言　語 グリーンランド語

主要産業　　漁業とその加工品(但しグリーンランドの地下には中東に匹敵する原油資源があるといわれウラン・銅・亜鉛･ニッケル・金などの鉱物資源も眠っている模様)

　
ここでアイスランド・グリーンランドを中心とした地図を添付しておきましょう。

10:10レイキャビック市内空港発 NY231便(50人乗りフォッカ―機)。

10:10グリーンランドクルクス空港着(所要時間2時間だが時差がマイナス2時間
なので出発と同じ時間にクルクス空港に到着することになります。)

写真の時間はグリンランド到着まではアイスランド時間｡
それ以降は(全てグリンランド時間表示としました）

アイスランドからの飛行機から見おろしてもグリーンランドは文字通り氷の
大地ですね。

我々は東グリーンランドの玄関口クルクス(人口300人)からヘリコプターに
分乗してアンマサリクまで移動｡(ヘリは操縦士副操縦士を除いて9人乗り)

ヘリから眺める海岸線も見事な氷の世界です。

アンマサリクは1884年にイヌイットの集落があることが発見され現在は人口
1800人の集落地｡極小さいながら小･中･高校もあります。　

我々はここのアンマサリックホテルで2泊することになっており､到着後昼食
バイキング(サーモンその他豊富で美味)。

ホテルは入り江を見下ろす丘の上にあり､設備は簡素ですが目の前に氷海
の入り江を見下ろし､対岸の山の雪渓が海面に映って水蒸気が上がってい
るように見え､また家々はカラフルな尖屋根でまさに絵本のように綺麗な景観
です。

午後2時半より集落の中を通って水源池のある｢花の谷｣ハイキングへ｡

短い夏を謳歌するように色々な野の花が咲いていました｡

また集落のはずれには橇犬用のグリーンランド犬が2-30頭ずつ数か所で
飼われており雌犬は狼の群れに放たれて交配させ橇を曳く時には8-12頭
を１グループとして用いるそうです｡

クルクスをはじめグリーンランドの住民は遠い昔に北米大陸から渡ってきた
イヌイットが主体であるが入植してきたノルウェー･デンマークなどの北欧系
統も僅かにいる。

(我々の現地ツアーガイドもデンマークの学生で夏の間だけアルバイトに来
ている由)

墓地には色とりどりの花が飾られているが十字架には　イヌイットの習慣で
名前は書かない由。

ハイキングは集落の水源池まで登りましたが当方はその少し手前で石に腰
かけて喫煙を楽しみ<皆の戻ってくるのを待って一緒にホテルへ戻りました｡

18:30頃ホテル帰着。夕食は20時から。

北極圏は北緯66度33分39秒以北の地を指すが此処クルスクはそれに極近く､
日の入りは24時近く､日の出は午前3時､夜でも白夜で夕方のようにに明るいで
すね。

アイスランドもグリーンランドも寒い土地なので建物の機密性も高く室内禁煙は
徹底しておりタバコは完全に屋外のみ｡

止むを得す夜中も防寒着をきてホテル屋外の石に腰かけてタバコを吸っていま
したが 御蔭で他の方々が眠っている間に白夜を十分に楽しむことができました。

夜遅くても十分写真を撮ることができ写真右下の学校校庭でも子供たちが
サッカーを楽しんでいます。

行程表へ

グリーンランドの概要
地域特性と政体		デンマーク領グリーンランド自治領。長い間デンマークの植民地であったが､1979年高度な自治権を取得し､一院制の議会と自治政府があり､警察･司法･沿岸警備の権限を有する｡大部分が北極圏に属し､全島の80％は氷床と万年雪に覆われる。巨大なフィヨルドが多く　また氷の厚さは3000ｍ以上に及ぶところもある中央部は厚い氷の重みで海面より300ｍ低くなっている。（グリーンランドの氷がすべて溶けると世界の海面は現在よ7.2ｍ上昇）。人間の居住区は沿岸部に限られる。
面積		216万ｋ㎡(大地の80％以上)が一年中氷床に覆われ氷床の端の部分の年輪を測るてみても10万年､最下層部分では25万年と言われている｡ (地球物理学者にとっては地球の過去の気候変動のデータ採るのに絶好の題材。グリンランドは北半球で最も多くの氷を海に流出させる氷河の所在地であり世界遺産指定されている）なおメルカトル図法の地図では極地に近付くにつれて東西が実際が実際よりかなり広く表示されるためグリンランドは地図上ではオーストラリアより巨大な島に見えるが、オーストラリアの面積は768万ｋ㎡であり　グリーンランドは豪州の1/3以下の広さである。(第1日目掲載のメルカトル法世界地図参照) ただ海岸線の長さは39330ｋｍでほぼ赤道の長さに匹敵し大きな島であることには違いない。(日本の6倍)
人　口		56385人　(2009年)
人口構成		イヌイット85-90％､その他イヌイットと北欧系との混血、デンマーク人等｡住民はＥＵに加盟しているデンマーク本国の国籍も有するため､ＥUの市民権も有するがグリーンランド自体はEUの選挙区外となっているので､EUの選挙権･被選挙権は持たない。
通　貨		デンマーク･クローネ
言　語		グリーンランド語
主要産業		漁業とその加工品(但しグリーンランドの地下には中東に匹敵する原油資源があるといわれウラン・銅・亜鉛･ニッケル・金などの鉱物資源も眠っている模様)