ジャイプール滞在　市内観光

この日は一日ジャイプール滞在で市内のあちこちの施設を観光して廻りました。

この街は丘の上のアンベール城塞を居城としていたこの地域のマハラジャ、
サワイ・ジャイ・シン二世が1728年に13kmほどの壁と四つの門を持つ碁盤目
の街を建設し、現在に至っても繁栄しているところです。

　もともとは灰色だった壁を、その後1883年にイギリスからアルバート王子が
来訪するにあたりマハラジャがオレンジがかったピンク色に塗装して以来
「ピンクシテイ」と呼ばれ続けており、現在でも数年毎の街の塗り替え費用は
すべてマハラジャが負担している由。

（ここのマハラジャは　ルビー・スタールビーのシンジケートの主でもあり巨万
の富の持主としてインド中でも有名な存在）。

・まずはピンクシテイの真ん中にある｢風の宮殿｣を外側から観光。

ここは宮廷の女性たちが街を見下ろして見物するために作られたもので、外から
は覗かれないよう石格子となっており、上部はいつも強い風が吹いているため
涼みところでもあるようです。

・ついで　丘の上のアンベール城へ。

　城壁の下までバスで行き、そこから象のタクシーで坂道を城塞まで。

丘の上の広大な敷地に大きな城塞や庭園が設けられており、特に内部の壁面
は小さな無数の鏡石を散りばめ、或いは宝石象嵌を施し、ステンドグラスの
窓など、豪奢を極めたものでした。

帰りは象の代わりに四輪駆動車で城壁下まで。

・ホテルにいったん戻って昼食の後、ジャンタル・マンタル〔天文台）へ。

ここも前記サワイ・ジャイ・シン二世が1728年に建設を始めたもので、インド
にある四つの同様な天体観測所のうち最大のものです。

写真の斜め屋根の建物自体が日時計の役目も果たしており、2秒単位までの
時刻計測が出来るそうです。

・シテイパレスは　サワイ・ジャイ・シン二世が居宅として1726年に作った
もので、現在でもマハラジャの居宅となっているため、表のほうの人民たち
との謁見の間付近しか見物できませんでしたが　ここも立派なものです。

又、歴代マハラジャの服飾、武器刀剣などを展示した博物館も見学しましたが
（撮影は禁止）、豪奢なものですね。

　一般民衆との貧富の差はここに極まれり！　という感じです。

なお、ガイドの説明では、1947年インド独立当時に一種の廃藩置県をした
わけですがその折中央政府とマハラジャとの協定で９９ケ年はマハラジャの
財産はソノママで、税金も一切取らないとの約定となっている由。）

・16時　ピンクシテイのバザールを自由散策し、

・19時過ぎから　ジャイマハール・パレスホテルで夕食と民俗舞踊の観賞。

21時半宿泊のクラークス・アメールホテルへ戻りました。

盛り沢山な一日でしたが連泊だと楽ですね。