ボパールからビンペトカ見物、仏教遺跡サンチー観光往復。ボパール泊。

・　8.30にホテルを出てビン・ペトカを見学。

　ビン・ペトカはボパールからバスで1時間ほど走った郊外にある岩山に

1万年前から3000年前にいたる間　ここに住んでいた先史民族が岩の壁に
動物や人々の暮らしの画を描きつけているもので、良くもそんなに長い間
画が損なわれずに残っていたものだと感心させられます。

2003年世界遺産に指定されましたが、まだ見学者も少なくじっくり見る
ことが出来ました。

・一旦ホテルに戻って昼食の後、13.30からバスでボパールのきた46kmに所在
する仏教の遺跡サーンチー見学へ出発。

15.05-16.15サーンチー遺跡見学。

　ここは紀元前3世紀にアショーカ王によって基礎が作られその後紀元前2－1世紀
に完成したと言う大ストゥーパ（直径37ｍ、高さ16ｍ）を中心に、それを囲む彫刻
付の四つの門、隣接して二つの小ストゥ－パもあり、インドの仏教遺跡として非常
に重要なものとして1989年世界遺産に指定。

　ここは、釈迦の生涯とはまったくかかわりがないところではあるが、仏教衰退後
1818年に発見されるまで樹木に覆われており、またこの建設当時には仏陀の像を
刻むことはせず、菩提樹・法輪などにより象徴させていたため、イスラム教徒に
よる破壊からも免れほぼ完全な形で色々な彫刻が残っているのが貴重。

此の夜もジェハンヌマパレスホテルにて宿泊。

なお余談ではあるがこのボパールという街は、1984年ユニオンカーバイト社の
化学工場からのガス漏れ事故で数千人規模の死者をだしたことで世界的に有名
になったところでもあります