第二日目 2012年9月17日

ジョグ・ジャカルタ滞在。

世界最大の仏教遺跡ボロブドウ-ル遺跡他観光。

9/17朝目覚めてみると このハイアット リジェンシーホテルは なかなか快適なホテル
ですね。

建物・部屋が素晴らしいのはもちろんですが、広い庭園に池やプールも多数配置さ
れており、いたるところに花が咲き乱れ、庭続きには9ホールのゴルフコースも設けら
れています。

また従業員も粒揃いで、訓練も行き届いており ホスピタリテイあふれる感じでした。


早朝から 広いホテル敷地内をあちこち散歩し、プールサイドのオープン・エヤー
のレストランでゆっくり朝食を楽しみました。

さて、ホテル8.00発にて今回のツアー最大の遺跡ボロブドウ-ル仏教遺跡観光へ
出発です。ジョグ・ジャカルタからバスで40kmほど走って ボロブドウ-ル遺跡入り口
のマノハラホテルに到着。ここでまず日本語の遺跡紹介ビデを見てから 遺跡見学
です。 (またインドネシアでは神聖な遺跡を見るには 男性もジャワ更紗のサロン
(腰巻)の着用を義務付けられているようで生まれて初めて腰巻を着用しました。) 


第一回廊上段には仏伝図と呼ばれるブツダの生涯を描いた浮彫がならんでおり、
ブツダの母摩耶夫人の懐妊の場面からブツダが成人出家して仏教伝道を始める
まで百数十の場面がはめ込まれ、なかなか精巧な細工です。


第二回廊から上は善財童子の物語など 1500面 登場人物は一万人を超すと
いわれています。

そして上層の円形回廊のストーパの窓は菱形、その上層のは正方形(各ストー
バの中には仏像が安置されている) 最上段の大ストーパは物質世界から解脱
した無色世界を表し、基盤から 右回りに上層に登るにしたがって 煩悩に生きる
「欲界」、悟りを求める「色界」そして完全解脱の「無色界」へと到達する仕組みと
なっていますね。



ボロブドウ-ル遺跡は完成後 仏教崇拝のシャイレインドラ王朝が崩壊し ヒンドウー
教国の古マタラム王国がこの地を支配したこともあって長い間土の中に埋もれて
おり 1814年に英国人ラッフルズ卿によって発見されるまで1000年以上眠ってい
たのです。

なぜこれほど大規模な遺跡が人びとから忘れ去られていたのか 又これだけの石
材をどこから集めてきたのか この遺跡を巡る謎は多いようです。
いずれにせよ イギリス その後はオランダ そして近年では日本のODAも加わって
修復され 緑の中に聳え立っている姿は荘厳な威容ですね。

ボロブドウ-ル遺跡のあと 周辺にあるチャンデイ・パウオンと、チャンデイ・ムンドウに
もまわってみました。チャンデイとは寺院の意味です。チャンデイ・パウオンは シャイ
レインドラ王朝のインドラ王の遺灰を埋めた場所であろうといわれているが 現在内
部には何も残っていません。 ただ外壁のレリーフは見事ですね。



チャンデイ・ムンドウは内部に三体の石仏尊像が安置されており 中央が釈迦如来
像 右は冠をかぶった観世音菩薩像 左側の半跏像は文書菩薩と推定されいずれ
もジャワ芸術の最高傑作であり 世界でもっとも美しい仏像の一つとも言われてい
ます。また釈迦如来像が 結座ではなく 椅子に座っているのも珍しいですね。


この後 レストラン スカールクダトンでインドネシア料理の昼食。

ホテルには14:30帰着です。

希望者は現地ガイドが ジャワ更紗と銀細工の工房見学に案内しましたが当方は
自由時間で ホテルの中庭でビールを飲んだり のんびり過ごしました。

18.30にホテルを出て レストラン&劇場の「プラウイサタ」へ。

ここでインドネシア料理バイキングの夕食の後 ラーマヤナ バレーを観賞です。

ラーマヤナは 古代インドから東南アジア一帯に広がった大長編叙事詩で、ヒンドウ
ー教の神話と 古代インドの英雄ラーマ王子に関する伝説をまとめたものですね。

「ラーマ王子は妃のシータ姫、弟、鳥の王ジャターユ、猿の王ヴィビ-シャナとともに
魔王ラーヴァナと森の中で争い その間魔王にシータ姫を奪われるが 最終的に
魔王を倒し 王位について シータ姫と仲よく暮らした」という物語で、日本の桃太郎
説話も
このラーマヤナの影響を受けて作られたという説が強いですね。

ラーマヤナバレーの数場面を撮ったものを 添付しておきましょう。


2時間近くのラーマヤナ・バレーの観賞後 バスで22:00ホテル帰着です。

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