第六日目	2011年3月22日

カンガヴァール･ケルマンシャーを経て
空路テヘラン経由マシャドへ｡

今日からはイランは夏時間｡時計を1時間進めます(日本との時差-4時間に)

9:00ハマダンのホテルを出て南西にカンガヴァールまで110km｡

10:35　カンカヴァールのアナヒタ神殿観光。

ここは紀元前3世紀ごろアルケサス朝パルテイア王国時代に築かれた水と美の
女神アナヒタの神殿遺跡で 4.6haの敷地に210ｍｘ200ｍの三層の階段状の
神殿だったもの。

壁の高さは8.5ｍ｡

ここは45年前に日本の京都大学による本格的な調査が行われたが その後地元
の調査隊に受け継がれたものの途中で放置され 現在修復の目途は立っていな
い由です。

カンガヴァールから更に南西に走り 13時前ケルマンシャーに到着｡

ここは荒々しい岩山が連なるザ―クロス山脈に抱かれたケルマンシャー州の州都
で人口63万人(標高1630ｍ)

此処のホテル・ジャムシードで昼食。

 13:50からケルマンシャーの遺跡公園にあるターク･イ･ブスタン遺跡を観光｡

  

この遺跡は岩山の壁に ササーン朝ペルシャの4世紀から6世紀に彫られた浮彫
で有名であり､ローマに勝利し インドにまで勢力が及んでいた大ペルシャ帝国の
繁栄の様を残しています。

次にケルマンシャーから東へ36km走って ビストーンの碑文(世界遺産)見学に。

此処は 石灰石の岩山に紀元前6世紀アケメノス朝のダイレオス一世が反乱軍を
鎮圧した戦勝碑が刻まれています｡

 

岩山の入り口には 同じくアケメノス朝時代のヘラクレス像も残っています｡

ダイレオス一世の戦勝碑は岩山のかなり高い位置にあるので 途中まで登り､
望見しました。

記念碑には 古代ペルシャ語･エラム語･古代ギリシャ語の楔形文字で ダイレオス
一世の業績が繰り返し書かれているそうです｡

16:55 ケルマンシャ空港に到着｡バスとはここでいったん別れ､空路テヘラン乗り
継ぎでイスラム教シーア派最大の聖地 イラン東北部のマシャドへ向かいます｡

18:55 ケルマンシャ空港発 IR286便

19:45 テヘラン空港着　

テヘラン空港にてマシャド行飛行機への乗り継ぎ時間約2時間を利用し
て空港レストランでミックスケバブ他で夕食｡これは脂分もあり珍しく
美味でした。

またイランの空港は空港ビル入場時と搭乗時と二回セキュリテイ･チェ
ックがあり 乗り継ぎ時の喫煙はあきらめていたのですが 現地スルーガ
イドのハマッド氏がレストランに交渉して レストランの片隅にこっそり
灰皿を準備してくれて 大変助かりました｡

22:25 テヘラン空港発 IR464便

23:45 マシャド空港着

空港からバスでマシャドのパレスホテル 23日00:45着

部屋割後 自室に入ったのは 01:20近くとなりました｡

シンドイことです｡

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