第12日目	2019年4月23日

　　シラク－サ市内観光、ノートへ移動観光、
カ－タ－ニャへ移動、カタ－ニャ空港からマルタ島へ。
  　　　マルタ島マデイソンブルホテル泊。
今日はシラク－サ市内観光。その後ノートへ移動して観光、更にカタ－ニャ空港
から空路マルタ島に。マルタ島のホテルには深夜到着という忙しい一日となります。


 
シラク－サはシチリア島南東の海岸に面する人口約12万人の街。
BC734年コリントの植民市として開かれ 大発展し、BC300年頃にはアテネを抜
いてギリシャ世界では第一の存在となっていた。
下って ロ－マ・ビザンチン時代にもシチリア州の州都であったが　9世紀にアラブ
人が侵攻し シチリア支配の本拠はパレルモに移ったもの。 

そのような経緯もあり シラク－サには長年の歴史遺物も多く　又現在でも有力な
街であることには変りがない。
8：50ホテル発　バスでまずその考古学地区（エネアポリス歴史公園）へ。
ここはシラク－サの西北部岩の高台を背にした広大な歴史公園です。

 

まず公園内の岩山「天空の石切り場」を眺望。ギリシャ野外劇場他古代からの
諸施設建設のための石切り場だったところですね。 



次に巨大な人工大洞窟「デｲオニュシオスの耳」を見学。
ここはデｲオニュシオスが政治犯を押し込め　彼等の内緒話を聞いたところだとの
伝説が残っている由。
巨大なもので 洞内の上の方まで人口のノミの跡が残っています。

 

次はギリシャ野外劇場。[これも考古学公園に含まれています]

これはBC470年頃 岩盤を削って建設されたもので観客席は直径138ｍ、61列あり
収容人員約1万5000人。
観客席の後ろには水源から引いてきた清水流が噴出しています。

 

考古学公園の後 バスでミラク－サ旧市街に移動、旧市街中心はオルテ－ジャ島
にあるので徒歩で橋を渡って入ります。

 

此処ではシラク－サの大聖堂へ。 

この大聖堂はそもそもBC5世紀のアテナ神殿が、7世紀に教会となり　その後も
度々手を加えらっれて今日に至っているもの。

古代神殿のドーリア式列柱を見せる側面と西正面のﾊﾞﾛｯｸ様式が調和して堂々
たる外観を誇る。
 
近くの聖ルチア教会で、奇矯な画家カラヴァッジョの名画「聖ルチアの埋葬」も
拝観したが これは撮影禁止。 

海岸擁壁の方に散策し、アレトｳ－ザの泉へ。ここは市民のデート・スポットで　
泉のなかの草叢はパピルス。

 

更に海縁を散策して 12:35昼食レストランIL Buongustaioへ。

 

（レタスサラダ・ロ－ストチキンのトマトソース掛け・パンナコッタ他） 
昼食後 バスで少し南南西に③２km走って 14：45　ノートに到着。
この街は元々先住民族シクソ人ンが作った城塞町だったのだがBC６世紀に
シラク－サの支配下にはいり　アラブ時代にはシチリア南東部の行政の中心地
となっていた。
１６９３年大地震で一旦壊滅したが。新しい丘の上の土地にバロック風で街を再建
したもの。そのため建物のほとんどすべてがバロックの雰囲気で満ちています。

 

此処でも 大聖堂を訪問。
広々した大階段の上　両脇に鐘楼を備えた威風は まさに舞台装置のよう。

ノートを出たバスは　シチリア島の東海岸を北に疾走、18.10シチリア第2の都市
カターニャ(人口約40万人)に到着。 



カタ－ニアはBC 8世紀後半にギリシャ植民市として開かれ BC 263年ロ－マに
征服されたのですが その浴場跡に1078年に作られた大聖堂も見事なものです。
街もなかなか賑やかでした。 

大聖堂前広場の象の上のオベリスクはエジプトから運ばれたもの。

市内CavalierRoxyで夕食（ペンネパスタ・カジキマグロのグリル・レモンシャ－ベット）
ののちマルタ島への飛行機まで時間があるので更に市内中心を散策。

 

カタ－ニア空港に早めにチェックインして　マルタ航空343便にて23：40離陸。　
マルタ空港には24：20到着です。
 
マルタ空港でス－ツケースを受け取り バスでデｲソン・ブルホテルに到着したのが、
日付が変わって24日01:.23。
自室に入ったのが　24日02:00！。長い一日でした。


今夜からこのホテルに三連泊ですが、なかなか豪華なホテルのようですね。 

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