2015.06.29  13日目
マサイマラ ドライブサファリ。マサイマラ泊


今日はマサイマラでの最後のドライブ・サファリ。

8:00 ホテル発(ランチボックス持参)、一日マサイマラ自然保護区を走り廻ります。


9時前、チータを2頭発見との無線が・・・。

早速 多くのサファリ・カーが集まりました。



今度は草叢の中ではなくて、小高い土の山の上に 2頭座ってあたりを見回しています。
眺める側としても、周囲に邪魔されない絶好の位置ですね。


30分ほど ゆっくり観察することができました。

(なお アフリカのサファリでは「5分間ルール」というのがあって、車は5分たったら
位置を変え、どの車の観光客もまんべんなく好位置から観察・撮影できるようにさ
れており、各ドライバーもきちんとそれを守っています)

そして次は 10時過ぎ 目の前でライオンが4頭 イボイノシシの狩りをする現場に
遭遇しました。

明るい中で 肉食獣の狩りを見れる機会は滅多にないことで、今回の旅行中最大
の好機です。



4頭のライオンが 持ち場を定めてイボイノシシに忍び寄っていきます。

(ご存知のように ライオンは雌が狩りの担当で、雄は雌が仕留めてから現れて
真っ先に賞味する役割です)



今回はイボイノシシが気づくのが早く 追いかけるライオンの手を逃れましたが、
もちろん獲物にされるほうも生命が掛かっているのですから・・・。


ライオンは残念そうにしばらく現場に残っていましたが、やがて次のターゲットを
探すため 草叢に消えていきました。



我々は またキリンその他が大草原に散在する様子を眺めながら マラ川のほとり
に行き、ここで昼食です。

(皆はホテルが用意してくれたランチボックスですが 当方は例によて朝作って
おいたアルファー米の五目炊き込みご飯・味噌汁・漬物など和式で昼食でした。)




このあたりは タンザニアとケニアとの国境地帯で、この時期はタンザニア側から
ケニア側に 草を求めてヌーの大群が大移動してくるのが有名で、ビデオなどで
数万頭のヌーが ワニの危険などを冒しなが渡る川が このマラ川ですね。

実は今回のツアーも できればヌーの大群の川渡りに遭遇するチャンスも狙って
いたのですが なかなかうまいチャンスには恵まれるものでありません。
地元の人たちも 何日なのか予測困難なようで、もっぱらヌーのリーダーの胸一つ
のようです。

今年は タンザニア側にまだ草がたくさん残っていて 少し時期がずれているようです。

もっとも 数万頭のヌーはいくつかの群れごとに何波に分かれて移ってくるようで、
第一波は 少し前にケニアに側に来ているようです。

弁当の昼食後、国境地帯を車で回ってみました。

これもご承知のように アフリカの国境線は 西欧列強による分割協議の結果、地形
によらず地図上に線を引いてエイヤッと決められたものなので、平地の上に概念上
の国境があるだけ。

野生動物はもちろんのことネマサイ族など現地の人たち国境などあまり意識せずに
往来していますね。



上の写真の国境表示石も 観光客用なのか、タンザニア側に「T」、ケニア側に「K
の頭文字が書かれているだけ。柵も鉄線もなく おおらかなものです。

午後も ドライブ・ファリを続けます。



16時すぎ、今度はチータが獲物を食べているところに出会いました。


獲物は ヌーの頭の部分のようでした。(胴体部分は どこにいったのか?あるいは
ハイエナなどに横取りされたのかもしれません)。

顔を大きくとるために 一頭だけのカットになっていますが、チータは2頭いて 仲良
く順番に噛り付いていました。



18時過ぎ ロッジ帰着。

今日はチータに二度も会い、その食事風景もみることができ、またライオンの狩り
の様子も目前で観察できて大満足の一日でした。

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