第10回・第10日目
ワルザダート観光、北上してテイシュカ峠で
オートアトラス山脈を越えてマラケシュまで移動。
この日はワルザダート市内並びに近郊のカスバ二つを見て、アイト・ベン・ハッドウへ。
そこからさらに北上してテイシュカ峠でオートアトラス山脈を越えてマラケシュまで
移動することになります。
 まずはワルザダート市内のタウリルトのカスバ8:30から観光
 ここは18世紀末に建てられたもので、グラウイというベルベル人支配者の館。
 彼はフランス統治時代のマラケシュの司令官で フランスからモロッコ南部の
サハラ地方代理統治を委ねられていた。

 (なお アトラス南部の方では 豪族の館をカスバと呼ぶことも多くなるります)
ついで市内からマラケシュ方向に進んですぐのテイフルトウトのカスバを。
 ここも同じくグラウイ一家の館で映画「アラビアのロレンス」にもここが使われて
いる。屋上テラスからの景観が素晴らしく またコウノトリのつがいが屋上に巣を
作っていて真近から撮影できました。

 さらにマラケシュ方向に30kmほど進み 10:25 有名なアイト・ベン・ハッドウ
見えてきました。

 ここは特異な姿をしたクサル(要塞化した村)で 高い城壁をめぐらせた丘の上
にある大規模なものですが 現在はベルベル人8世帯が住むのみ。
1987年 世界遺産に指定され保存状態もよく 色々な映画にロケ地として登場。
 ここの観光をするには 丘の麓にあるアイト・ベン・ハッドウ川を渡る必要ですが 
川が増水していたためロバに乗って渡河。

 アイト・ベン・ハッドウの頂上までは ちょっとした上り坂で 折からの暑さもあり汗
だくになって登りました。

 頂上からの眺望は素晴らしく 汗をかいただけのことはあったというもの!
帰りもロバで川を渡り レストランAL BARAKAで昼食。
 13.00アイト・ベン・ハッドウを出発して いよいよオートアトラス山脈をテイシュカ
峠で越えてマラケシュへ向かいます。
 
峠を越える少し前から雪がちらついてきて、14:30テイシュカ峠(2260m)
でも雪片が・・。 結構気温も低くなりました。

 ただ峠を越して下りにかかると再び穏やかな日和となりました。
背後に雪山・進行方向にアーモンドの花や放牧風景を眺めながら 
17
:00
マラケシュのロイヤル・ミラージュホテルに安着。
(スルーガイドのアミン氏の話では今日の日程も10日ほど前には雪で難儀したそうです)
ホテルで一休みした後 夕食とファンタジア・ショウ見学のため バスでマラケシュのはず
れのシェ・アリ(ChezAli)にお出かけ。
 ここはデイズニーランド類似のテーマパークのようなもので11ヘクタールの敷地内で
民族ダンスや音楽などを楽しみながら食事をしたあと、スタンドの付いた野外広場で
騎馬ショウを中心とした催しものを楽しむところ。
食事の後の騎馬ショウはなかなか面白かったですが、広場は暗いし、
距離はあるし、走る馬でシャッタースピードは必要だし、小生のISO1600
が限度いっぱいのカメラでは ほとんど写真になりませんでした。
まあ雰囲気を伝えるために何枚かつけておきましょう。


 23:45ホテルに帰着して 今夜からここで三連泊です。

 

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