南米旅行11日目 リオデジャネイロ市内観光
都市の観光というのは楽で良いですね。高所症の心配はないし、朝早くの出発
もなし。この日はゆっくりリオデジャネイロの市内観光です。
リオは1960年ブラジリヤに首都が移転されるまで200年以上ブラジルの首都、
政治経済の中心であったところで、今でも南米の代表的観光都市です。
特に港と海岸線の美しさは抜群で、ナポリ・香港など世界の三大美港の随一に
挙げられていますね。
そのリオの大景観を見るのに相応しい場所が二つあり、標高396ｍのポン・
デ・アスーカル（砂糖のパンの意）という烏帽子型の山と、もう一つは頂上に
巨大キリスト像のある標高710ｍのコルコバードの丘です。
まずポン・デ・アスーカルのほうに登ってみました。
ここは途中ワルカ丘という中間地点で乗り換える全長1400ｍの空中ゴンドラが
あり、海岸縁に位置していることもあって、景観は文字通り絵のような美しさ
でした。
次にコルコバードの丘。此処は麓からアプト式登山電車が運行され、
観光客が歌など歌いながらウィワイ登っていました。
頂上のキリスト像は1931年ブラジル独立100年を記念して作られたもので、
高さ30ｍ、左右に拡げた両腕の長さ28ｍという巨大なもの。
勿論景観も素晴らしいものです。
標高710ｍだけに 良く霧がかかるのですが、我々が登ったときにはスッキ
リしたものでした。
ブラジル名物の串焼肉のシエハスコの昼食をとった後、リオのカーニバル
の主会場や 円錐形の頂上を切り取ったような独自の形の現代建築メトロポ
リターナ大聖堂(直径104ｍ、内部の高さ68ｍ、2万5千人収容）などをみて
早めにホテル帰着、あとは自由時間です。
一眼レフを抱えて目の前のコパカパーナ海岸に出ようとしたところ、ホテ
ルの警備員が「引ったくりにあうから海岸には出ないほうが良い。ホテルの
上の階から撮しても良い写真がとれるから・・」と忠告してくれました。
「未だ日が高く 人も沢山海岸にいるのに」といささか驚きましたが、や
はり治安は悪いようです。
なおリオにはコパカパーナのほかに イパネマの娘で有名なイパネマ海浜
など沢山の砂浜がありますが、コパカパーナのほうが大衆的で、イパネマは
高級マンションやブテイックなどが多いこともあり、ややハイソなようです。
夜はサンバ・ショウを見に行きましたが、これは読者のオジサン達のため
に別号（11)-2としてご覧頂きましょう。