南米大自然写真紀行（8-1）
第11日目	9月6日

第11日目 カナイマから川を遡りラトンシート島から
エンゼルフォールビューポイントまでトレッキング。

　この日は本旅行のハイライト､カラオ川チュルン川をボートクルーズしながら遡り
　ラトンシート島からエンゼルフォールビューポイントまでトレッキングの日です。
（エンゼルフォールのあるアウヤン･デプイと本日の行程略図を添付しておきましょう）

　早朝4:00モーニングコール､4:30ロッジ発にて出発｡暗い中カラオ川の川岸まで
トラックで行き､モーター付きボートに乗って5:00遡行開始。　
しばらくしてマユパの急流の部分は安全第一のため人は舟を降りてトラクターに､
ボートだけ回送し､急流を過ぎてから再乗船。

このころになると空も明るくなり 川の両側の景色も大変結構です。
ボートはかなり早く　船の両側に上がる飛沫も結構なものです。
（今日は全員最初から濡れてもよい身支度）

6:15 オルキデア島にてロッジで作ってもらったサンドイッチで朝食。 なかなか美味しいものでした。

7:30 オルキデア島から再びボートで遡行開始してすぐカラオ川の支流
チュルン川に入ります。

ここは水深が浅く 本格的乾季になると遡行不能になり当然目的地エンゼル
フォールビューポイントには到達できなくなります｡(旅行のパンフレットにも
｢エンゼルフォールビューポイントには到達不能の場合もあることをあらかじ
め了解して申し込むこと｣とありました)

　現に船底が川底の岩に当たって音を出しており 船頭は別の船に人員を
数名移して喫水を浅くしたり､舟の中でもバランスを考えて前後の座る位置
を変えたり 苦労して遡行していきます。
あるいはここ数日中にも 遡行不能となり 我々が今季最後の観光可能客で
あったということにもなりかねません。

9:02　無事ラトンシート島に到着。遡行距離は72kmで川の遡行距離と
しては大したものです。

さて ここで足ごしらえを改め虻蚊対策もして、いよいよ9:15トレッキング開始。

最初は熱帯雨林のなかを 後半は岩道を約1時間半かけて登るというので　
足萎え老人の小生は日本出発前には「ここはパスしても・・・」と思っていま
したが｢エンゼルフォールを下から見上げてみたい一心｣でヨチヨチ登り始
めました。
やはりしんどかったですね！。早い人は1時間足らずで登ったのに当方は
１時間半近く掛かって10:35 最後にビューポイントに到着。

　しかし　登ってきた甲斐はありました！
ビューポイントから見上げるエンゼルフォールは絶景そのもの！

しかも 狭い場所のビューポイントで､平素は混み合って撮影場所や居場所
の確保も難しいそうですが 今回はほとんど我々の一行だけ。
　時々僅かにガスも掛かりましたが 青空を背景にしたエンゼルフォールの
素晴らしい景観を楽しむことができました。

絶景に心を残しながら11:07下山開始。昔は下り道は早いので有名だった
のですが それは若い時と せいぜい2004年のエジプト シナイ山まで・・・。

足がもつれて木の根につまずきそうになり ストックを突きながら くだりもヨチ
ヨチと・・｡みなさんに遅れること1時間余り・・｡大変ご迷惑をおかけしました。

　12:40からラトンシート・キャンプでローストチキンなどの昼食｡大変美味し
かったそうですが 疲れ切った当方は ガイドがアイスボックスに入れて運ん
できた水と500mlのコーラを2本がぶ飲みするのみ。
(それでも昼食のかわりにタバコはシッカリ吸いましたので大したもの?デス)

｢何はともかく全員そろってビューポイントまで登り 絶景を楽しめたのは
良かった｣とみなさん年寄りを労わってくれました。（午後はまた75km川
を下って 帰り際サポの滝の観光ですが ここで稿を改めましょう）

　　　　　
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