(1日目)「はじめに、成田から四川省都成都到着」

2004.09.07-20の14日間　ユーラシア旅行社「四川省大自然紀行」
というパック・ツアーに参加してきました。

今回の旅行は　中国四川省の省都成都からその奥地の標高の高い
地方をバスで3000kmほど廻るもので 最近有名になった九塞溝や
黄龍などの景勝地､四姑娘山(スークーニヤン6250ｍ)山麓散策､
貢嗄山(ミヤコンガ 7556ｍ)の遠望､海螺溝大氷河の見物､チベット
への回廊沿いに住む羌族(キョウゾク)の村訪問､チベット族との
触れあい｡果てはパンダ保護センターから露天風呂の入浴まで
楽しもうというコースです。

しかも 泊まるところの大半が標高2-3000ｍの高地というもので､
ややハードなものでした。

　ただ ゴルフなどの例と同様 天気男の威力？は衰えず、とても
天候に恵まれなかなか完全な形では見ることが難しい四姑娘山其
の他の高山のクッキリした姿を楽しめて､素晴らしい旅行でもあり
ました。

○　冒頭　旅程の概略を記しておきます。

第1日目	10.00 18.20	成田空港発　JAL、途中広州でCA302便に乗り換え 　　　　　　成都空港着　　　　　　 (四川省都 成都泊）
第 2日目	8.00	成都発　バスにて南西へ。 　　　　二郎山トンネル（標高2200ｍ全長4ｋｍ）を経て 　　　海螺溝大氷河入口の街磨西鎮へ（行程約300ｋｍ） 　　　　　　　　　　　　　　　（標高1600ｍ磨西鎮泊）
第3日目	早朝5.20	磨西鎮発　バスにて海螺溝景勝地三号営地(標高2940ｍ)へ、 更にロープウエイで、四号営地（標高3650ｍ）まで登り 日照金山（6368ｍ）などの6000ｍ級山々の景観を堪能。 　　　　　更に海螺溝大氷河見学、 　　　　　2号営地（標高2620ｍ）にて露天温泉入浴 　　　　　　　　　(標高2940ｍ海螺溝景勝地三号営地 泊)
第4日目		再度四号営地まで登り、日照金山と四川省最高峰貢嗄山 （ミヤコンガ標高7556ｍ）遠望後　康定へ北上 　　　　　　　　　　　　　　　　　(標高2500ｍ康定 泊)
第5日目	6.00 19.00	康定発　塔公草原を経て丹巴へ北上 　　　　　　　　　　　　　　　 　 (標高1900ｍ丹巴 泊)
第6日目	朝	羌族（キョウゾク）の村訪問後　バスにて四姑娘山 　（スークーニヤン6250ｍ）山麓の町日隆へ 　　　　　　　　　　　　　　　　 (標高3000ｍ日隆 泊)
第7日目	終日	四姑娘山（スークーニヤン6250ｍ）山麓ハイク （長坪溝・鍋坪溝他）。四姑娘山の素晴らしい景観を満喫。 　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　 (標高3000ｍ日隆 泊)
第8日目		バスにて双橋溝を見学しつつ、臥龍へ 臥龍にてパンダ保護センター見学 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (標高1800ｍ臥龍 泊)
第9日目	7.30 ホテル発 18.50	遠路約340ｋｍの移動日で、途中 回族・漢族・チベット族 混住の城塞都市 松潘を見学後、標高3960ｍの雲宝頂峠を 越えて、世界遺産景勝地 黄龍へ。 黄龍着。　　　　　　　 　 　 　 （標高3080ｍ黄龍 泊）
第10日目	終日	黄龍の景観観賞ハイク　 　最高地点黄龍后寺五彩池(標高3552ｍ)往復。 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　（標高3080ｍ黄龍 泊）
第11日目		黄龍より　世界遺産景勝地 九塞溝へ移動 　　　　　九塞溝 神仙池風景区散策 　　　　　　　　　　　　　 　　　　 （標高2500ｍ九塞溝 泊）
第12日目		終日　九塞溝観光（五彩池・長海・五花海・珍珠灘瀑布・ 　　　 樹正瀑布他）　　　　 （標高2500ｍ九塞溝 泊）
第13日目	15.30 16.10	九塞溝追加観光後 九塞溝空港 発　ＣＡ4478便にて成都へ 成都空港着 　　　　　　　 　　 　 　　 　 　　　　　 (成都 泊)
第14日目	7.30 20.25	成都空港発 (途中広州にてＪＡＬ604便に乗り換え) 成田空港　帰着。

成都といえば四川省の省都であり、旧くは三国志の蜀の都。
劉備玄徳・諸葛亮孔明　双方が祀られた武候祠で有名ですね。
　この武候祠の大きな石板に彫られている諸葛亮孔明の
｢出師の表｣｢後の出師の表｣は名文で､｢三顧の礼｣の逸話と共に
我々の世代ぐらいまではその一部を暗誦したものです。
　小生1992年に家内と一緒に長江下りの旅のおりここ成都も
訪れて､武候祠･杜甫草堂･望江楼公園など一通り見学しているし､
今回は 自然風物観賞の旅なので これらは割愛です。

中国は日本文化の源泉で、親近感があり、
小生も今まで　1　桂林･璃江下り･広州への旅
　　　　　　　2. 北京･長安･洛陽･黄河下りの旅
　　　　　　　3. 前記 長江下りの旅
と 家内と共に数回訪れていて､その後 南京金属マグネシュウム
合弁会社設立契約交渉の業務出張でも一度来ているのですが､
今回は 10年ぶりということになりますか？

　成都の街も12年前とは様違いで 立派なホテルや高層ビルが立ち
並び､高速道路も出来ていて 更に種々の建設が進められており､
人口あたりの自家用車保有率は中国第一となっている由にて､吃驚
しました｡(成都の人口は約1000万人､うち市街地人口は400万人程度)

他方 翌朝 だいぶ台数は激減したものの､中国名物の朝の自転車通
勤風景も健在であり､懐かしく見物しました。

○　それは兎も角

　今回の旅行は 皆様に馴染みの少ない 四川省の奥地をぐるっと
廻ったものなので全行程の案内略図を付けておきます。

(これは､ユーラシア旅行社のパンフレットの小さな略図をベース
に加工・仕上げたものです)

添付写真は　自然風物ではなく。最初に泊まった成都のホテルの夜景
と翌朝の朝の街角写真で勘弁していただきます。

なお　今回の旅行で撮った写真が1900枚！

途中かなり消したのもありますし、今後も更に整理しますが、いずれ
にせよ、これらを補正ソフトで明度・色調など調整して仕上げるのは
大変であり、今後当分 半徹夜連続の「激務」となることでしょう。