(第10日目)「世界自然遺産 黄龍の終日観光」
 黄龍は 岷山山脈主峰雪宝山(5588m)の玉翠山麓の高い渓谷にある景勝地で、谷の表面に多くの石灰石が沈殿し、3000もの池や小滝浅い流れが散在し、含まれている鉱物や光の加減で夢幻的な様々な色合いを示しています。
 元来何世紀も前からチベット族が暮らしていた地域だったのですが、1983年に国の保護下におかれ、1992年世界自然遺産に指定されると、隣の九塞溝と並んで、いまや中国で最も人気のある観光地となっています。
 黄龍という名前の由来は、石灰石の黄色い部分が水面が風に揺らぐたびに
黄色い龍が空を飛び回っているように見えるからだとか・・・

しかし なにぶん高所にある(ホテル標高3080m、黄龍景勝地最奥の五彩池
標高3556m)だけに、この旅行出発前からかなりの負荷であると脅かされて
いました。
 駕篭担きがいて長い二本の竿の上に椅子をくくりつけ、前後2人で担ぎ上げて呉れるチョイスもあり(往復日本円1万円)
 また道中彼方此方に酸素吸入場所が設けられていましたが、幸いに双方共にお世話になることなく、入口から4Kmあまり、高度差460mほどを登りきりました。
 途中迎賓湖・飛瀑流輝・蓮台飛瀑・盆景池・明鏡倒映池・争艶彩池と色々な景観があり、それを見ながら、写真を撮りながら 数歩ごとに深呼吸をしながら、ユックリゆっくり登るのが良いようで 元気な人なら1時間半ほどで登るところを、倍ほど時間を掛けて9.20出発で12時前に五彩地到着。
(個人差もあるので、この日は各人自由行動、ホテルに自由帰着でした。)
 五彩池の周囲の展望台も2箇所回り、小さな鍾乳洞まで見学して14.30分
ホテル帰着。
 例によって出発時には 曇りがちだった天気も、登るにつれて青空が広がり、山も池の色もバッチリ!
まこと「天寵 われにあり!」の感じです。
ホテルに帰ってバーで飲んだビールの旨かったこと!
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