(第11日)
黄龍から九塞溝へ移動、九塞溝神仙池風景区観光

 旅行11日目のこの日は7.45に黄龍のホテルを出発、一昨日の雪宝頂峠
（標高3960ｍ）を再び通り、九塞溝へ少し下り10.40九塞溝 新九塞溝賓館到着。
チェックイン。（ホテル標高2500ｍ）
昼食後12.10ホテルを出て まず九塞溝神仙風景区というのを観光に出かけました。

　これは　国家保護区の九塞溝本体とは別に 昨年（2003年）9月に公開されたばかりの私有地で、成都出身アメリカ国籍の中国大富豪が22億元（日本円330億円）
を投じ、広大な土地を買占め、そこにいたる44kmの私有道路と九塞溝の街にも
ファイブスタークラスの豪華ホテル、神仙池地区へのビジターセンターを建設したもの。なにしろ、この九塞溝神仙池風景区の入場料が400元（日本円6000円）ですので 普通の中国人は 滅多に訪れられず、混まずに ゆったりと観光できるということです。

　まず九塞溝の街にある立派な大別荘風ビジターセンターで入場料を払い、
そこでコーヒーなどの接待を受けたあと、神仙地区専用のバスに 美人ガイドが
付いて出発。
此処から40ｋｍの専用私有道路で、途中標高3604ｍの峠を通り、約1時間余かけて神仙池地区に到着。

　そこから電気自動車にすこし乗り、あとは金銀灘・神泉・揺池・青竜海蓮台彩池・仙女池・神蛙海など徒歩で見て廻りました。
（勿論美人ガイドはずっと同伴）
（6000円の入場料も 専用バスでの送迎代 電気自動車代 ガイド代・道路其の他施設償却費を考えれば あながち高くないかもしれません） 

　神仙風景区自体は 水量が少なかったこともあり、黄龍・九塞溝本体よりも
スケールが小さく、割愛しても・・という声も一部に出ましたが、何しろ観光客が極めて稀で、落ち付いた雰囲気で見て廻ることができ、更に 手を加えていない
自然の雰囲気が横溢していて小生は結構気に入りました。

　オマケに　曇りがちで 時々雨粒がパラパラ落ちてきて 靄もある雰囲気が、正に「神仙の住まいする雰囲気」にピッタリでした。
写真をあれこれ添付しておきます。

16時35分神仙風景区を出て帰りは2時間近く掛けて九塞溝に帰ってきましたが、この40ｋｍの私有道路、険しい崖に切り開き一応コンクリート舗装されているのですがよく見るとその舗装の直ぐ端は崖を切りとったままで殆ど護岸壁も無くすぐに土砂壁。
　雨のときには崩落の危険があり、現に数箇所で道路面に土砂崩れが起きており、結構怖い道路でした。

新九塞溝賓館に18時30分に帰着。ここでも今日から2連泊となります。