第六日目	5月29日

クロアチアイベリア半島観光（プーラ、ポレッチ）
国境を越えてスロベニアのポルトロッシュ泊

この日は　リエカを出て東のイストラ半島に向かい ローマ時代の円形闘技場の
残るプーラと､ポレッチでエウフランシウス聖堂など世界遺産の歴史地区を観光｡

　(ここ数日の観光場所の位置関係を添付図で示しておきましょう)

朝リエカのホテルを8:30に出発。

しばらく走ると バスは全長五千数百ｍのウチカトンネルを通過、出たところイストラ
半島で気候も地中海気候に替わります。



10:30　イストラ半島南端の街プーラに到着。

ここは ＢＣ1世紀 アウグストヌス帝の時代に商業港として築かれ ローマ時代
を通じて通商の中継地として繁栄し､現在にいたる港町｡

ここでの見ものは なんといってもローマ時代の円形闘技場。



紀元27年ローマのペスペジャヌス帝の時に作られたもので収容人員2万5千人。

132ｍｘ11ｍ､高さ32ｍ､現存するローマ時代の闘技場としては6番目に古く､
高さはローマのコロッセオに次いで2番目とのこと。

ただイタリアファシスト政権時代に完全復旧せずに観客席などを一部改変
してしまったので世界遺産には指定されず､｢これもムッソリーニのおかげだ｣
と現地住民は嘆いている由。

地下は闘技士が入れられた控室や ワイン･オリーブ油などの貯蔵庫としても
使われていたようで色々などワイン壺や色々な道具も展示されていました。

円形闘技場の後は旧市街へ。

双子の門･城壁跡・ヘラクレスの門･大聖堂と鐘楼･元のミネルバ神殿の柱が壁
に残る現市庁舎などのほか 中世の面影の残る石の路地や ヨットなどが係留さ
れている海岸通りの散歩も楽しみました。





12時前　次の街ポレッチに向けて出発。

13:00-14:00ポレッチの直前のレストランＲＩＮＡで昼食。

潮汁に似た魚のスープ･イカ料理など家庭的な味で 白ワインなどとともに海沿いに
出てきた感じを深め 皆さん好評でした。

14:05からポレッチの町を観光。

ここもローマ時代の主要都市として知られたところで 現在は海沿いのリゾート地と
しての顔も持っており　どことなく日本の江の島片瀬に似た雰囲気もあります。

ここでは15世紀ヴェネツア公国支配下にあった時代の面影を残すヴェネツイアン・
ゴシックの街並み､4世紀起源 6世紀からのオリジナル部分(祭壇上の半円ドーム
のモザイクなど)も残るエウフラシス大聖堂(世界遺産)や3世紀からの世界最古の
全身浴洗礼室､などを見物しました。




次いで15:50再度国境を越えて塩田を眺めつつ翌日の予定であったスロベニアの
港町ピランヘ。
（このあたり海岸線25ｋｍのみスロベニアの領土が出張っています）



ここはヴァイオリニスト タルテイーニを生んだ町で 聖ユーリ教会鐘楼､旧市街ヴェネ
ツア風街並み・海岸のヨットハーバーなどを散策。

17：30　海岸沿いのすぐ隣町　同じくスロベニア領ポルトロッシュのホテルベルナデ
インにチェックイン。　此処も五つ星の　海岸に建つ高層高級ホテルです。



ここで一泊ですが せっかくの機会ですので夕食前にホテル前の海岸で家内と
アドリア海での初泳ぎ。

まあ海に浸かっただけですが　満足でした。

此処の夕食はヴァイキングでしたが　カジキマグロや小エビのマリネーそのた色々
な食材を使った料理が沢山並び　味も大変結構でした。