第九日目	6月1日

終日プリトヴィツエ国立公園観光

今日はプリトヴィツエ国立公園の観光。

ここはプリトヴィッツエ湖群公園とも呼ばれ　大小16の湖と92か所の滝を
持つています。

森の中を川が縫うように流れ　標高639ｍの湖から標高150mまでの地域内
を階段状の滝が結ぶ風景など　まことこの世の楽園と言った感じです。
　（ユネスコ自然遺産）

透明な水の青色は　石灰地質と　水の中に含まれるカルシウムの作用で､
カルシウムとマグネシュウムが炭酸化し特殊な藻や苔が形成され 石灰華と
なって沈殿し､倒木や木の枝とともに水を堰き止め 池･湖を造っていくもの。

池から湖へ 湖から次の湖へ 階段状の滝で次々に流れていくため､その間
に水は浄化され続け､信じられぬほどの透明な水です。

天気予報に反し 今日は朝から快晴。天気男の復権です。

8:50 我々はホテルを出発 ガイドとともにホテル裏の階段を下りた所から　
ボートにに乗って対岸に渡り 午前中はUPPER LAKESという地帯から廻り
始めました。

若干の上り下りはありますが そう急な坂もなく 緑と水とに囲まれて気持ちの
良いハイキングでした。

マスやカモ､鳥や蛇などもいて 自然の楽園です。

午前中UPPER-LAKES地区を廻り終えて､11：40 一旦ホテルに戻り小憩。
（これが国立公園内ホテル泊の利点ですね）

12：30からリカ･クチャというレストランへ出かけてマッシュルーム･スープ､
マスの焼き物､ケーキの昼食。

昼食後はレストランからそのままLOWER-LAKES地区の観光です。

最初は大滝へ向かって歩きます。

この滝は公園内最大の滝で 落差78ｍ､この周辺はプリトヴィッツエ国立公園
のPR写真によく出てくる題材となっています｡

大滝に近づいたところで一枚。

その後 LOWER LAKES地区を ぐるっと一周しました。

ミルカ.トレーナと言うのはクロアチア人の世界的オペラ歌手で､この滝の一帯
を愛し多大な寄付をしたもので 後にこの地帯も国立公園に編入されたもの｡

今日一日あちこち回遊し 緑と池と滝を堪能して 真ん中の湖をボートで渡って
16:10中継の渡し舟乗り場に帰ってきました。

まだもう少し歩き回るという方々はここからは自由行動とし､当方夫婦はホテル
下の船着き場まで戻って その湖岸で手漕ぎボートの写真を撮ったり少しのん
びりしてから16：45ホテルに帰着しました｡ 帰着してすぐ､、俄か雨が降り出し
ましたが もう少し歩いた組も帰りのバスに乗ったところで降り出したので雨には
濡れなかったそうです。

 このプリトヴィッツ湖沼国立公園はまこと絵のような桃源郷でしたが､ここも1991年
ユーゴ内戦の折には一時はセルビア領土となって戦闘であちこち破壊され一時は
危機遺産とよばれたが 1995年内戦終了とともに再びクロアチア領土に返還され　
色々復旧に努めて現在の姿に戻った由。

今は 環境保護のため 外部の車や舟の持ち込みも禁止され 内戦の舞台だったと
は信じられない静かな綺麗な桃源郷に戻っていますね｡

19：00からホテル食堂で夕食 プリトヴィッツでの第二泊目となりました｡