バ－ダーミからゴアへの移動日。（ゴア泊）
今日はゴアまでの大移動日。
三百数十キロの距離といえば 日本では大したことはないのですが何しろインド
の田舎道､ガタガタ揺れるし､速度は出せないし､途中の昼食､トイレタイムも入れ
て約11時間を要する見込みです｡
よってモーニングコール5:00､朝食5:45､ホテル発6:30で､バーダーミを出ました｡
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このあたりは路面の状況もまあまあで快適にバスが進みます｡
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10:30待望の青空トイレ。近所の農家の牛さんが近づいてきました。
ところが12:00 近く､我々のバスがゴア州に入る30ｋｍほど手前で突然故障！
エンジンの潤滑油が噴き出て 運転席に温度異常上昇のサインが出て 停車｡
車体後部エンジン部分を開けて 水やオイル補給をし何とか治ったつもりが
走り出すと再び温度異常上昇のサインで再度停車｡
運転手･助手殿の努力の甲斐なく にわかには直る見込みがないとのこと｡
何もない田舎道でのことですし みな途方に暮れてバスの中でイライラしていま
したが､こういう時にタバコ吸いは良いですね｡
車外に出て ゆったりと シガリロなど燻らしていました｡
代車を呼び寄せるにも時間がかかるし､結局通りかかった路線乗合バスに交渉
してゴア州に入ってすぐの､予約してあった我々の昼食レストランまで便乗を依頼｡
勿論クーラー付きではないし､かなりのボロバス｡既に乗客でほぼ満席だったので
座席にも座れず､しかもここからゴヤ州までは下りの悪路急カーブの連続で ちょっ
とした苦行でしたが､ただただ感謝です｡
地元の乗客と交歓できたのも面白かったですね｡
まあ旅というのは 若干トラブルもあった方が 思い出になるというものです｡
予約していたレストランはゴヤ州にはいったところなので アルコール規制もなく､
到着が1時間ほど遅れたので､予め頼んであったビールも瓶の外側に氷がつく
まで冷えており､まこと甘露甘露でした｡
レストランまで代車で呼び寄せたバスは従来のものより小型でしたので スーツ
ケースは別の四駆に移し替え､15:00レストランを出発｡
ゴアのホテルに向かいます｡
バスが小型になったので取り廻しもよいせいか 狭い道でもよく走りました｡
ゴアというのは 1510年ポルトガル艦隊による占領からポルトガル統治時代が
長く､リスボンに模した街づくりを行い､ポルトガルの東方進出の拠点として
いたものですね｡
雰囲気も明るく､家々の佇まいも西欧風で ｢インドでもっともインドらしくない街｣
といわれています｡
1947年インド独立後もポルトガルはゴア領有をしばらく続けましたが､1961年
インドが武力進攻､1974年ポルトガルの主権正式放棄をへて､旧ポルトガル
直轄地をコア州(首都パナジ)が設けられたもの｡
そんな雰囲気を垣間見ながら16:40 宿泊ホテルの ホリデイ･インに到着｡
19:00からホテルのビュッフェで夕食｡
流石に魚料理も含め メニューは多彩でした｡
食後 中庭にて ゴアのカーニバル･ショーを観賞｡
実は このツアーは元来ゴアのカーニバル見学付きということだったのです
が､現地の祭典委員会かローカル旅行社かどちらか判りませんが 日付の
連絡ミスがあり､今年のゴアのカーニバルは3月になってからとのこと｡
ユーラシア旅行社は旅行約款に従い一部代金払戻しをするほか､特別に
踊り手を雇って我々のためだけにショウを準備してくれたもの｡
流石に雰囲気の盛り上がりは少ないですが､フニーというカシューナッツの
酒も準備し､サービスに務めてくれました｡
こういう点はしっかりした旅行社だけのことがありますね｡
ショウが終わって､ベランダで葉巻を燻らしながら ダーク･ラムをストレートで
いただきしばしゆったりした時間を過ごしました｡
ここのホテルは 庭園からアラビア海の浜辺のプライベートビーチまで 多くの
プール､オープンカフェ､バー､カクテル･ラウンジが開かれており､照明も綺麗
で､皆そぞろ歩きしながら夜遅くまで賑やかに過ごしていました｡
丁度ハワイワイキキのホテル前の浜辺のようですね｡
夜少し散歩してみましたが､ゴアの海岸はアラビア海に沿って南北に延びて
おり､このホテルと同様な豪華ホテルがずっと並んでいるようです｡
