第六日目

アンタルヤ滞在周辺観光（地中海ミニ・クルーズ、
考古学博物館・アスペンドス古代劇場・ペルゲ遺跡他）

　この日はアンタルヤ滞在日。
昨日分にも書きましたように、　アナトリア地方では日中は暑いものの全体
にカラッとした感じで朝夕の気温は涼しかったのですが、ここ地中海沿岸地方
に入ると途端に湿度がまし、蒸し暑くなります。
（因みに、この日の気温は31℃、湿度６９％）
　この日の観光は、朝8・30アンタルヤの旧市街近くの波止場から小さな船に
乗ってアンタルヤの海岸線のデュデンの滝というのを見に行く往復2時間ほどの
地中海のミニ・ミニクルーズから始めました。小さな小舟のミニ・クルーザー
を我々一行17名で借り切りましので、のんびり地中海を楽しめました。

　海の色もきれいですね。

デュデンの滝というのは アンタルヤの沿岸で崖から直に海中にそそぐ滝で
さほどの規模のものではないのですが地中海の海の色と滝の白さがよい景色
となっていました。

　ミニ・クルーズのあと旧市街（カレイチ）をちょっと眺め、そのあと
アンタルヤ考古学博物館の見学です。
この博物館は1972年に建てられた新しい博物館ですが、近郊洞窟から発掘
された旧石器時代（1万2000年前）の道具類、ベルゲ・アスペンドスなどの
古代都市からの出土品を集めたトルコ有数の博物館です。

ベルゲ・アスペンドスなどの古代都市遺跡はこのあと午後に見学しますが、
これらはトロイ戦争の後町が開かれたとの伝説がありますが、特にアレキサン
ダー大王の遠征以降ローマ帝国の植民地として隆盛し、その時代の見事な石像
などの出土品がこの博物館に保管展示されています。

　昼食後バスでアスペンドスの円形劇場の見学へ。

これは2世紀に造られたもので収容人員約2万人ともいわれ、当時の
アスペンドスの町の人口はその10倍程度だったと想像されます。
なかなか大きなもので28�oの広角レンズでもその4分の1も画像に収まり
ません。
舞台背後の壁も修復され この種のものの中では一番保存状態が良いもの
のようです。
　つぎに古代都市ベルゲへ移動。

ここもローマ時代からの大きな都市で パウロが第一回伝道に訪れた町と
いわれ、アゴラ（市場）の列柱広場・浴場跡・泉水殿とそこから配巡ら
された疎水溝網など壮大な規模です。

　16時前にアンタルヤのホテルに帰着。
何しろ一日暑かったので、夕方の時間はホテルのプールで水浴を楽しんで
過ごしました。

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