第八日目.1第7回 2013年3月10日
        (文・写真 彦由耕二)

ドバイで下船、隣のシャルジャ首長国へ。

シャルジャ観光後ドバイへ戻り
ドバイ・モール見学他。

800 ドバイ入港。845下船、これでセレナーデ号とはお別れとなります。


先ずは専用バスで ドバイの隣のシャルジャ首長国へ。
(ガイドは2日目と同じネパール人のラジさん)

シャルジャはUAEの七つの首長国の中では三番目に大きな面積を占めるが、
その首都シャルジャがドバイからわずか9kmということもあり、現在は地価の高
いドバイを逃れたドバイのビジネスマンのベッドタウンとなっている。

ドバイに近い高層ビルの99%が外国人賃借人。
(首長国の総人口は80万人でその20%が外国人)。

ドバイと9km 車で15分の距離ではあるが 朝夕の通勤時には1時間以上かか
かることが常態とか。

石油がでないこともあり 現在は地続きのドバイのベッドタウン化しているが、
昔はアラブの主要港と活況を呈し、
石油時代到達後しばらくはアブダビが
小さな漁村であったのに対し シャルジャは石油積出港として隆盛し、現在の
UAEで最初の国際空港ができたのもここですね。
 

925 シャルジャのキングファイサル・モスク

 ここは サウジアラビアのファイサル王の援助により建てられたモスクで、収容人数
3000人。

次いでシャルジャ・フォート(砦)。

このあたりは シャルジャ政府が文化遺産として歴史的建物や博物館の保存に力
を入れている地域です。

 さらに シャルジャの中央市場(ブルー・スーク)へ。

ここも歴史的遺産として保護されているとともに、現役の市場として内部には
いろいろな店があり、落ち着いた趣を感じさせる雰囲気ですね。

特にペルシャ絨毯やカシミヤ・ペシュミナのスカーフなどは ドバイの半値近
いといわれ、ドバイの人にとっても買い物の穴場とされている由。


サウジが援助しているだけあって ドバイなどよりもはるかにイスラム戒律が強く、
酒は禁止で、女性の服装も黒衣が多く、写真を撮るにはとても注意が必要です。
その後、シャルジャからドバイへに帰ってきました。



ドバイの中心街はまさに高層ビルラッシュですね。
11時前に 界最大のショッピングモール「ドバイモール」に到着。
ここは2008年に完成したもので、中の店舗数はブランドショップなど一流店ばかり
1200、飲食店120、そのほかいくつもの建物が連なり、ゴールド・スーク、シネマコン
プレックス、セガのテーマパーク、ドバイ水族館など広大な規模です。



しかもドバイモールのすぐ横は 噴水ショウで有名なドバイ・ファウ ンテンその奥
には 高さ828mという世界一の高層ビルバージュ・ハリファ(2010年完成)が位置
しており まさにドバイの新しい中心ですね。


我々は昼食をはさんでドバイ・モールの中を 少し散策し、130013:30の二回、
バージュ・ハリファを囲む人造湖の中のドバイ・ファウンテンの噴水ショウを楽しみ
ました。
(噴水の高さは最高150m、噴水の長さは275m 約6000個の照明ライト)

一回のショウは5分ほどの短いものですが 828mのバージュ・ハリファをはじめと
する高層ビルを背景に、いわばその前庭での噴水ショウなので 真に豪華ですね。

(夜の方がもっと素敵なことでしょう)

この後ドバイ・モール内の通路を通って 高速エレベーターでバージュ・
ハリファの展望台からの景観を楽しむことになりますが そこから回を分け
て 写真紀行第8日目.2とすることにいたします。


行程表へ