第11日目　7月5日

香格里拉近郊観光
(松賛林寺･香格里拉古城･普達措国家公園ハイク)

　この日は香格里拉周辺の観光です。
まず最初に市内北部の丘陵地帯にある　松賛林寺を見学。
ここは1679-1681にかけてダライラマ五世の発願によって建てられた
雲南省最大のチベット仏教寺院で、壮大な規模であり、チベット・ラサ
のボタラ宮殿を模して造られたことから　小ボタラ宮と呼ばれています。

　麓の駐車場でバスを降り　壮大な入口を通って 内部は専用バスに
乗り換えるようになっており、さらにその先は142段の石段を登ります。
　上部にはいくつもの伽藍がありますが 分殿と本殿の二つの建物が
特に大きく前者には18mの高さの釈迦像とダライラマ五世の玉座など
が置かれ､本殿には純金の釈迦像とお釈迦様の一生の壁画などが描
かれていました。
　一般にチベット寺院は極彩色ですが特にこの松賛林寺の彩色は鮮
やかで この綺麗な状態を維持するには絶えず塗り替えもしなくては
ならず大変だろうなという感想も持ちました。

松賛林寺見学の後 香格里拉の中心に戻ってきて11時から一時間ほど
香格里拉古城と四方街を散策。

麗江古城と同様古い街並みですが現在は土産物店などが中心に
なっています。高台には巨大なマニ車が建ててあって熱心なチベット
仏教徒がそれを押しながら回っていました。
この高台からは香格里拉の古い瓦屋根の家々が見渡せます。

　市内レストランで昼食後バスで30分ほど走って13:30標高3400mの
普達措国家公園入口に到着。
ここは碧塔湖自然保護区などを統合して最近整備された国家公園で
内部にいくつもの湖を持つ広大な国家公園。
観光は国家公園入り口で専用バスに乗り換えて回ることになるります。

　我々はまず属都湖展望台・弥里塘展望台と回って園内バスを降り、
15:10から碧塔湖ハイキングコースを歩くことにしました。
この湖は雲南省では最高の湖面標高3539mです。

　あいにく我々が歩き出したころから雨がほぼ土砂降り状態となり
4.5kmの遊歩道を濡れながら2時間ほどかけてゆっくり歩きました。
カメラが濡れるので写真を撮るのもままならない状態でしたが、
雨に煙った風景自体はしっとりした潤いのあるものでしたね。

　濡れたまま18:05ホテルに帰着し 簡単に着替えて近くのレストランで
夕食ということでしたが、風邪をひいてもいけないので小生のみは部屋
に残ってゆっくり入浴。
濡れたものをドライヤーで乾かし､その後例によって持参した日本食材
で自炊｡体も温まり気分もゆったりし夕食に出かけなかったのは正解だ
ったようです。

　今夜も香格里拉　龍鳳祥大酒店ホテルで連泊です。

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