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| 第5日目 6月29日 |
瀘沽湖周辺観光。
この日は瀘沽湖周辺観光。朝8:30にホテルを出てガタガタ道を永寧
の町へ。
9:30 永寧に到着。まずチベット仏教の扎美寺へ。
瀘沽湖周辺のモソ人はみなチベット仏教を信じており、扎美寺はこの
あたりで一番大きな寺です。文化大革命のおりに破壊されましたがそ
の後再建されたもの。
ついで永寧の市場も見学
。
どの土地でも庶民の市場を眺めるのが一番民情がわかるようで、市場
見学は大好きです。
解放後の中国には乞食はいないということですが この市場にはビニー
ルを体に巻きつけた「御菰さん」が一人徘徊していてビックりしました。
・昼前瀘沽湖湖畔のホテルに戻って昼食。
昼食後は湖畔から「猪槽船」という三人の漕ぎ手による手漕ぎ船三艘
に分乗して瀘沽湖の島里務比島へ遊覧。
先にも書きましたが この湖は透明度が高く 水辺に水上花という水草
の花が浮かび なかなか良い雰囲気の湖です。
里務比島に着くと108段の階段があり その上に里務比寺というチベット
仏教の寺があります。\
生憎この日も曇天で湖の眺望はさほど効きませんでしたが、のんびり
とした情景でした。
船で湖畔に戻りモソ人の民家訪問。
女系家族なので 戸主の年配女性の部屋が一番広く、家族の集合する
部屋も兼ねており また祖先の祀りの部屋ともなっているようです。
家族の成人女性は(妻問い婚のため）外部に通じる個室を持ち、男性は
共同部屋。
民家訪問を終えて 各自湖畔を散歩しながらホテルに戻りましたが湖畔
でチベット仏教のマニ車を廻しながらお祈りをしたり、孫を遊ばせる婦人
の姿が目立ち いかにも長閑な雰囲気でした。
この湖畔の落水村というのは モソ人の女系家族70戸ほどが中心になっ
ているようですが それぞれが民宿や土産物店などを営むほか モソ人
の踊りショウ、遊覧手漕ぎ船などに人手を出し、話し合いで観光業の
収入分配をしているようで 外部の資本が入らない分大型観光開発の
面ではスピードが遅いのかもしれませんが かえって適度で温和な村
落生活が保たれている面もあるようです。
この日も濾沽湖の摩稜大酒店に連泊。
