2016.12.15  10日目


ホーチミン市内観光(中央郵便局・サイゴン大教会・
戦争証跡博物館等)午後は自由行動
                (サイゴンスカイデッキ他)

今日は一日ホーチミン市内観光。
朝起きぬけに ホテル前のグエン・フー通りを散歩してみました。
この通りの突き当りがホーチミン市人民委員会庁舎で その前にホーチミン氏
の銅像が立っています。




この国ではなんといってもホーチミン氏で 当方もまた一緒に写真を撮ってきました。



この辺りでは清水・前田共同事業体を主契約社とする日越共同での地下鉄建設
工事も始まっています。

横丁の露店の朝食屋とその客たちを眺め 一旦ホテルに帰りました。



9:00バスでホテル出発、ツアーとしての市内観光です。



朝からバイクは町に溢れています。



バイクの3人乗りは珍しい事ではなく、5人乗りも見かけました。

上右の写真で言えば、「母親が父親との間にもう一人幼児を抱えて父親のシャツ
をしっかり掴まえ、父親がハンドルとの間にもう一人やや大きめの子を抱え込む」と
いった案配です。

さて見学場所の最初は 中央郵便局。


 フランス統治時代ですので フランス風の建築です。(1897年建設)


ここも 内部正面壁の中心にはホーチミン氏の大肖像画があります。


丁度小学校低学年ぐらいの児童たちが見学に来ているのと一緒になったので、
とても賑やかでした。


次は サイゴン大教会(聖母マリア教会)です。

19世紀末に建てられた煉瓦造りのカソリック教会で、日曜日のミサやクリスマスには
熱心なカソリック教徒で賑わうところですね。買い物で有名なドンコイ通の北西の端に
二つの尖塔をもつ優雅な佇まいを見せています。


さて次が「戦争証跡博物館」ベトナム戦争の歴史を 実際に使用された武器、
数々の写真で説明展示しているもの。




まず前庭には 米軍の飛行機・へり・戦車が実物展示してあります。


入館して、色々な資料・写真を眺めて回ったのですが、ベトナム戦争の傷痕を
生々しく伝えるものばかりで、目を覆いたくなる感じです。

勿論当方などは当時新聞・雑誌・TVで連日報道されるのを目で見ていたので、
初めてではないのですが、改めて今の時点で眺めても戦慄すべきものですね。

 
沢田教一、石川文洋など当時活躍した日本人カメラマンらの作品も沢山展示してありました。


そして数々の暴行・虐殺事件写真も・・・。


米軍によるソンミ村での集団虐殺事件、米軍に協力して派遣された韓国海兵大隊
による集団虐殺事件等々、当時の報道や映像が頭に蘇ってくる思いでした。
これらは、加害側の米軍兵士にも心の奥にトラウマとして大きな傷をつくり、帰国後
米国でベトナム帰還兵の社会復帰上 深刻な問題を引き起こしたことも記憶に残る
ところですね。
 まこと戦争というのは狂気を伴うものですね。

そして 枯葉剤作戦による人体への重大な影響、数多くの奇形の発生も深刻であり、
今に至るもその影響が生きています。

体が一つで頭が二つのベトちゃん・ドクちゃんが日本で分離手術を受け 片方の児
が間もなく死亡してしまったことを覚えている人も多いはずです。




人間というものは 本性善であるのか?、または本性悪であるのか?
などという思いを抱きつつ、10:40分すぎに戦争証跡博物館の門を出ました。

バスに乗ると周囲は相変わらずバイクの氾濫。それをかき分けるようにしてバスは
「統一会堂」へ。



ここは元南ベトナム大統領官邸で、1975430日解放軍がこの庭に雪崩れ込み、
南ベトナム政府は崩壊、ベトナム戦争が終わりを告げた歴史的な場所ですね。
現在は国賓応接用や諸会議に使われています。


次いでバスはベンタン市場へ。 食料品・衣料品・装飾品その他あらゆるものを売っ
ていて ホーチミン市最大の市場です。
ここで1105-45 各自自由に買い物。



1205から レストラン「NAMDU]」で昼食。

メニューはポテトサラダ、バインセン(ベトナム風お好み焼き)、海老フライ、チキン、
豚の角煮、青菜の炒め物、青菜のスープ、ココナッツアイス、ココナッツジュース。


1330 ホテルに帰着。
これから夕食まではフリータイム。
(今夜遅く帰国の途に就くわけですが 部屋は夕方まで使用可能)


各自それぞれに時間を活用したようですが 我々夫妻は数ブロック先のサイゴン・
スカイデッキへ歩いて出かけてみました。
ここはビテクスコ・フィナンンシャルタワー
というホーチミン市で最も高いビルの49階が展望室になていて 地上高178m。


360度周囲見渡せる絶好の場所です。


ついでにお定まりの観光記念写真も買わされました。



その後 有名なチュングエ・コーヒー店二入ってベトナム最高と言われる「レジェンデイ」
を飲んでみました。
独特の芳醇な、薫り高い珈琲でしたね。
1550 ホテルに帰り スーツケースのパッキングなど。

1800 ホテルをチエックアウトして バスで夕食へ。
レストランは「SONG NGE」で音楽演奏つきです。



メニューは、白アスパラガスと蟹のスープ、蛤のワイン蒸し、エビの揚げ春巻き、
海老の酒蒸し、海鮮鍋と雑炊、スイカとパパイア。




これがベトナム最後の夕食となりますね。

夕食後ホーチミン タンソンニャット空港へ。

2040空港着。

チェックインも無事終わり 1600:40発ベトナム航空 成田行きのVN300便の
出発を待つことになります。




なお次回(最終回)は 例によって「旅の雑感」などを記してみましょう)。

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