フエからフォンニャケバン国立公園往復

　　　　　　　（途中非武装地帯立寄）(フェ泊）

昨日はハノイから飛行機で一気にベトナム中部のフエに飛んだわけですが、途中に見残した
ところもあるので、ハノイ→ホーチミンを結ぶ国道1号線をバスで少し北に戻り　フォンニャケバン
国立公園の往復観光をします。

その途中に旧北ベトナムと南ベトナム間の軍事境界線（非武装地帯）があるのでまずそこへ立ち
寄ることになりました。

ここでベトナム北・中部の地図を挿入しておきましょう。

朝7:00　フエのホテル発　小雨模様の国道1号線を約2時間北上、

8：55　北緯17度線近くのベンハイル川ヒエルーン橋脇のDMZ(非武装地帯）
モニュメントに到着。

（橋の青色分部分が北ベトナム、黄色部分が南ベトナム）

非武装地帯（DMZ＝De　Militarized　Zone)とはジュネーブ協定により北ベトナム
と南ベトナムが分裂した1954年からベトナム戦争が終結した1975年まで定められて
いた軍事境界線で、この辺りは激戦区跡でもあり　米軍のケサン基地跡南シナ海方
向に走る3kmの地下壕跡も近い。

非武装地帯モニュメントからさらに2時間近く走って、フォンニャケバン国立公園に向
かいます。

11:00にフォンニャ・ケバン国立公園のフォンニャ洞窟への船が出る船着場に到着。

11:10　船着場近くのレストランSON DONGで昼食。

(魚フライ、ポテト、豚肉、スープ、カレー、牛肉炒め、青菜炒め、バナナ）

12:10　船着場から　12人乗りエンジン付きボート2隻に分乗して出発、ソン川を
遡行して　フォンニャ洞窟へ向かう。

13時10過ぎ、洞窟内の地底川が広くなったところで　舟を下りて地底の浜辺に上陸、
以後は徒歩で鍾乳洞の見どころを見物して廻ります。

なかなか見ごたえのある立派な鍾乳洞だったですね。

洞窟を出たところに売店・休憩所があり、ここは先に洞窟に入るときに舟を手漕ぎに
切り替えた岸辺だったのですね。

この付近にはフォンニャ洞窟のほかに　此処から急な階段を500段ほど歩いた所に
テｲンソン・ドン洞窟（仙人山の洞窟）というのがあり、一行は出かけましたが、当方と
もう一組の老夫婦は参加せずに一休み。

ビ－ルや飲み物を取って、売店の女性や　休憩中の娘船頭さんの写真を撮ったり、
売店のハンモックに乗ってみたり、川を眺めたり、（勿論煙草も吸って・・）ノンビリした
時間を過ごしました。

この付近は　更に別のドン・テｲエン・ドウオン（天国の洞窟）という全長31ｋｍ深さ
150ｍの新しい洞窟も発見されており、まさに世界屈指の石灰石洞窟群 の宝庫の
ようですね。いずれ次々に開発、観光資源化されていくことでしょう。

14:47　テｲンソン・ドン洞窟（仙人山の洞窟）へ出かけていた一行の帰りを待っ
て行きに乗ってきたエンジン付舟に乗舟、昼の出発点の船着き場に戻ります。

15:25　待たせてあったバスに乗り　出発。フエまで4時間かけて帰ります。

フエには19：30 到着。

ホテルに帰る前に　レストラン「PHUOC THANH]で夕食。

エビ入り麺、豚肉、ちんげん菜炒め、エビの甘酢炒め、魚のフライトマトソース、
焼きバナナココナツソース等。

特にちんげん菜炒めは野菜が滋味豊かで、炒め加減も絶妙で美味でしたね。

夕食後　20：40　連泊2夜目の　フエ　パークビューホテルに帰着。

この日は朝7:00のホテルを出て　バスの乗車時間だけで往復8時間、ちょっ
とした強行軍でしたが、南北非武装地帯もジュネーヴ協定でフランスが撤退

後アメリカが南ベトナム傀儡政権に肩入れし後アメリカが南ベトナム傀儡後
アメリカが南ベトナム傀儡政権に肩入れして北爆・枯葉作戦、最終的サイゴン
陥落で引き上げるまでの泥沼作戦の最前線だったところであり、またフォンニャ
洞窟も迫力十分で、見応えのあるものでした。