ホイアン市内観光、ダナン空港からホーチミン市へ
空路移動 (ホーチミン泊）
朝 ホテル自室の広いベランダから眺めると、目の先には芝生とプールの庭が
広がって居ますがさらにその先には南シナ海の波打ち際が望めます。
昨夜見物して廻ったホイアンのランタン祭りから少し北東にバスが走ってきている
ので、改めて地図を見てみると、ここはトｳボン川の近くではなく南シナ海沿いなの
ですね。
９:30ホテル発 今朝はホイアンの市内観光で、昨夜のランタン祭りの通りの１-２本
北側の通りを中心に観光します。
ホイアンは トｳボン川が南シナ海に注ぐ三角州に形成された沿岸都市で、先に記
したように、古くはチャンパ王国の時代から海のシルクロードと呼ばれる東西交易の
国際貿易港でした。
そのため市内には中国を主とした多くの外国人が居住し、16-17世紀には江戸幕
府との朱印船貿易も活発で、最盛期には1000人を超える日本人もおり、それが昨
夜廻った来遠橋（日本橋）を中心に アユタヤ、マニラなどと並ぶ日本人街を形成し
ていたわけです。
（その後江戸幕府の鎖国政策により日本人は撤退し 中国人の住いとなり 現在は
家並みに痕跡を残すのみ）
まずは ここで一番大きな福建会館から・・。
福建省は海外進出の意欲が古くから強く、同省人の結束も堅いので 華僑の集会
所を兼ねて航海の安全を守る天后聖母を祀っています。
福建会館のすぐ近くに手工芸品館というのがあり、そこで伝統音楽と踊りのショウ
があったので、それを観覧しました。
次は 海のシルクロード博物館（貿易陶磁器博物館）です。
ここは 日本の京都の家のような奥行きの長い伝統的な民家を改造して博物館に
しているもので、貿易船の模型や17世紀の肥前焼きなども展示されていました。
長い奥行きの先には 坪庭もあり、何か懐かしい感じもしましたね。
2階の窓から目の下の通りを眺めてみましたが屋根の形、通りの風情いずれも結構
でしたね。
また街の中心部は広くないので観光は全て徒歩ですが 雰囲気が良いので楽しい
ですね。
ここでも 中国風に結婚式の前にアルバム用の記念写真を撮り歩く新婚さんを何組
も見かけました。
昨夜ランタン祭りで訪れた来遠橋（日本橋）前の掘割（昨夜の待ち合わせ場所）
も、橋自体も、夜の闇の中とはずいぶん違った感じとなりますね。
次に行ったのはフーンフンの家 (1780年建築の貿易商人の家）。
この家は 大変な財産家であったようで 椅子等家具の螺鈿細工が見事です。
家自体も 壁はベトナム風、柱やドアは中国風、屋根は日本風と、三国の様式を
折衷したような凝りようで、また大雨などで1階が浸水した時でも 2階に荷物を
釣り上げられる仕組みも備えており、なかなかのものです。
そして驚いたことには 初代から数えて８代目の方が現在でもこの家に住んでい
るとのことです。
ここで自由行動の時間を設けることとなり、昼食レストラン「SAKURA]の前でいったん
解散、12:40まで各自自由散策。
街のあちこちには 昨夜のランタン祭りの名残が残っていましたね。
夜 闇と灯りが交錯して夢幻の世界だったトｳボン川も、昼間は雰囲気が変わって
おっとりした、牧歌的な感じもしました。
当方は皆の集合時間より一足先に昼食レストランに行き、屋上のテラス席でビール
を注文、川面を眺めながら 煙草をゆっくり燻らせて 至福のひと時を過ごしました。
12:40 一行が集まって来たのでレストラン「SAKURA」1階で昼食。
メニューは イカ・エビ・マンゴーのサラダ、練り物のフライ、野菜・つみれのスープ、
魚の煮物、ぶたにく、茄子の煮物、揚げバナナ。
ホイアンの最後は 近くの田んぼの中にある 1647年に亡くなった日本人商人
谷 弥治郎兵衛さんのお墓に墓参。
旧時代の海外進出の先駆者に敬意を表しました。（旧日本人のお墓は 他に数
か所あるそうです）
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このあと、バスでダナン海岸→ダナン空港へ。
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ダナン空港ではだいぶ時間がありましたが、17:45ダナン空港発ベトナム航空133便
にてホーチミン市へ。
スーツケースの受け取りに時間がかかり、ホーチミン（タンソンニヤット）空港でバス
に乗れたのが19：40.
ホテルに向かう途中のレストラン「VIET HERITAGE」で20:00-21:10 夕食。
メニューは、エビのフライ、海鮮サラダ、生春巻き、牛肉野菜巻き、チキンのグリル、
空芯菜のニンニク炒め、海鮮鍋と麺、プリン。
ここでも空芯菜のニンニク炒めが 特に美味しかったですね。
2:30 今夜から連泊のロイヤルホテル・サイゴンに到着。
ホテル着は遅くなりましたが 思ったほど疲れなかった一日でした。
