現地第３日目　「南島西岸をクイーンズタウンまで」

 現地３日目はフォックス氷河を出発､マセソン湖畔の軽ハイク。
その後南島の西岸をタスマン海に沿って南西に下りクイーンズタウンまで。
かなりの長距離移動で、この日一日バスでの走行距離360kmでした。
 この日も雨に遭ったものの要所要所では日が射し、好運でした。
又前夜泊まったフォックス氷河地区の小村のロッジも新築で気持ちよく
（但し全室禁煙）、その晩バスの運転手ジョンさんが案内してくれた近くの
森の中の土ホタル見物もさほどは数多くはなかったものの　文字通りの自
然の中の夢幻の雰囲気で満足、満足。
この運転手のジョンさん、クライストチャーチに戻るまでの９日間毎日300−
600km運転して我々に付き合ってくれ、シャイではあるが親切なドライバー
でした。一般にニュージランドの人は、皆気取らず親切で　治安も良く、
そう言う面でも気持ちの良い旅行の出来る國であります。

ニュージランドは日本の面積から北海道分を除いたのとほぼ同じで､約２７
万平方キロ､人口は約390万人､その9割が　英国系を中心とした白人､
先住民のマオリが７％、残りがアジア系その他。人口の大部分は北島　
しかもオークランド周辺に集中しており､南島を移動していても広大な自然
や牧場の連続で人影を見ない時間がほとんどでした。

因みに今回の旅行は小生の他に男性一人と夫婦３組の合計８名。
いずれも60台で､36人乗りのバスにゆったり｡旅行会社HISも　これでは儲
からないでしょう。比較的年輩者を対象にしたやや高級なコースで､
｢エレガンテ｣と名付けているものですが､当然のことながら色々な経歴の
方がおられ､好人物ではあるものの必ずしもエレガント性が無く､自己中心
で､良き旅の雰囲気醇成上やや問題の向きもありました。
もっとも　この点に関しては当方も大きな口は利けないので・・・。
何は兎も角　自然を見ていれば素晴らしく､心豊かになれました。
なお､クインーズタウンに入る前に､例のバンジージャンプを見学。
バスの停車時間を気にしながら眺めていましたが女性二人がさんざん
躊躇った挙げ句跳ばずにリタイヤー。
橋から水面まで40数mあるので無理はないのですが｢時間がないんだ！
早く跳んでくれ｣等と当方は勝手なことをホザク始末。何でも時間制限が
あって　十数分跳ばないと払ったお金はそのまま返しては呉れない由。
添乗員さんが時間を延長してくれ､やっと3人目の男性の跳躍をシッカリ
ビデオに収めることが出来良かったですが､橋の上から下を見ると　とても
常人では挑戦できるものではなさそうです。

このバンジージャンプ､そもそもは先住民マオリが勇気を示すために蔦の
ツルを足に結びつけてここニュージランドで始められたもののようですが､
なかなか凄いものです。
因みに我々のバスのドライバーのジョンさん　小柄でシャイな人ですが　
今までに４回跳んだ由｡　まこと人は見かけに依らないものですね。

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